<検証話題株・大成建設> 東京五輪関連の代表銘柄、前回施工実績を評価し異彩人気(2)

 大成建設<1801.T>の株価は9月6日の終値407円から、9日、10日の連騰で535円高値まで買い進まれ、その後は緩やかな調整で、7日には25日移動平均線(470円)を割り込んで終値は459円となった。

 一方、東証信用買い残高は、9月6日申し込み現在で1712万株だったものが、10月4日申し込み現在で4577万株と2.7倍に急増し、信用倍率は6.17倍となっている。

 ただ、400円は下値の固い水準であり、再度の反転上昇のタイミングは近そうだ。

 同社は9月20日、除染事業での事前調査や除去物処理などの管理業務を効率的に進め、総合的に管理できる“大成建設除染サポートシステム”「T―DECOS」を開発したと発表した。

 福島第一原子力発電所事故に伴い膨大な数の建造物、土地、道路などが除染事業の対象となっている。この除染事業では、除染の事前調査(土地家屋調査)、除染除去物情報の管理(トレース)、除染工事の出来高調査(面積調査)および除染前後の線量測定管理などの膨大な管理業務が必要とされる。これらの管理業務は、多種多様で非常に多くのデータを扱い、多大な時間と労力を要することから、管理業務の作業、処理の迅速化は、除染工事の効率化と労力の削減効果に繋がる。

 なお、同社の14年3月期の連結業績は売上高1兆3900億円(前期比1.9%減)、営業利益440億円(同23.6%増)と微減収ながら大幅営業増益を見込んでいる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)