東京株式(寄り付き)=目先売り圧力一巡、買い優勢で始まる

 10日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前日比59円高の1万4097円と続伸。前日の米国株市場ではNYダウが26ドル高と小幅ながら反発しており、目先売り圧力が和らいでいる。懸案の債務上限引き上げについては、きょう短期的引き上げについて与野党協議が予定され、いったんは合意するとの見方が市場の不安心理を後退させた。また、バーナンキFRB議長の後任にハト派のイエレン副議長が指名されたことも株式市場にプラス材料となった。ただ、ダウの上値は重くナスダック指数は3日続落と軟調展開が続いており、引き続き米財政運営の先行き不透明感が相場の上値を押さえる重しとなっていることに変わりはない。東京市場は、前日は値ごろ感からの押し目買いや買い戻しで朝安後大きく切り返す展開となったが、きょうもその地合いを引き継いで買いが先行している。あすのオプションSQをにらんだ需給面の思惑から不安定な展開となる可能性もあり、全般は商いに盛り上がりを欠く状況が続きそうだ。外国為替市場では、1ドル=97円台半ばの推移で足もと円安方向に振れていることは主力株中心に追い風として意識される。業種別には33業種中、銀行、保険などを除きほぼ全面高。値上がり上位は医薬品、不動産、食料品、小売、紙パルプなど。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)