<私の相場観>=上田ハーロー・外貨保証金事業部長 山内 俊哉氏

 米財政問題の行方が市場の関心を集めているが、債務上限問題や暫定予算は今月中旬までには、何らかの合意に至るとみている。

 債務上限問題の期限は17日とも言われており、その時期が近づくとともに、ドルが弱含む展開も予想される。ただ、ドルが95円割れの水準まで売られることはないとみている。

 米国の量的緩和(QE)縮小開始は、早ければ10月の公開市場委員会(FOMC)からとの観測もあったが、今回の政府機関の一部閉鎖もあり、少し後ズレしそうだ。

 米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にはオバマ大統領がイエレン氏を指名したが、QE縮小は12月から開始されるとみている。雇用情勢などの足もとの米国経済状況は底堅いとみられ、財政問題が落ち着けば、徐々に米金利が上昇し円安・ドル高が進む展開も予想できる。

 今後1カ月程度のドル円相場の想定レンジは95~99円程度。100円乗せは当面は厳しいかもしれない。ユーロ円は130~134円、ユーロ・ドルは1.33~1.36ドル。豪ドル・円は90~94円程度とみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)