米財政問題はデリケートな局面に=外為どっとコム総研 神田卓也

財政協議進展期待からドル高に
東京市場のドル/円は、米財政協議の進展期待からドル買いが先行。5・10日仲値に向けたドル需要の思惑や、本邦株高も支援材料となり97.80円台まで値を上げた
大統領と共和党議員の協議に期待だが・・・
海外市場でも最大の焦点は米財政協議の行方だろう。一気に合意成立とまでは行かずとも、ある程度の進展があれば98円台乗せを覗う展開となりそうだ。ただ、オバマ大統領と共和党主要メンバーが政府機関の閉鎖解除や債務上限引き上げについて、本日(時刻不明)協議を行うと報じられた事が期待感醸成のきっかけであり、実際の協議に進展があるかについては不透明感も残る。今回も物別れとなれば、ドル/円に失望売りが広がる恐れもある。いずれにしても、過度の悲観も過度の楽観も禁物といったデリケートな局面であり、関連報道に一喜一憂する展開が見込まれる。
経済指標などには反応薄の公算
なお、本日は米新規失業保険申請件数(21:30)の発表が予定されているほか、米金融政策当局者の発言機会が複数予定されているが、財政問題に市場の関心が集中する中では、ドル/円の反応は限られよう。