<株式トピックス>=本格上昇復帰には、25日線奪回と売買代金2兆円乗せが条件に

 10日の東京株式市場は、リスク回避ムードの継続から、巻き戻しを含めた買いが優勢となり、日経平均株価終値は前日比156円高の1万4194円と大幅高で3日続伸。この3日間で341円の上昇をみせ、終値で75日移動平均線(10日現在・1万4074円)を上回っており、欧米の株式市場に先駆するかたちで調整局面から抜け出す兆候を鮮明にしてきた。
 この背景には、米財政問題を巡る与野党協議進展への期待感がある。直近の世論調査で共和党が支持率を大きく低下させるなど、オバマ米大統領と与党・民主党にダメージを与えようとした野党の戦略が裏目に出ていることから、“何らかの妥協策”が浮上するとの見方が強まっている。 
 東京株式市場が調整局面から脱して本格上昇相場へ復帰する条件について、市場関係者からは「25日移動平均線(10日現在・1万4333円)の奪回と、売買代金2兆円台への復帰」とする声が挙がっている。その株価上昇の原動力となるのは、もちろん米財政問題の決着だが、10月下旬から本格化する14年3月期の9月中間期決算と通期業績見通しの内容ということになる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)