NYダウ、チャネルの下限で反発するか?

ルー財務長官の議会証言に注目
アメリカの暫定予算、さらに債務上限問題に関してほとんど何の進展もない中、昨日のNY市場ではNYダウが一時下落して、14720ドルと今年3月からの上昇トレンド・チャネルの下限を試す動きとなりました。

その後、イエレン副議長が次期FRB総裁に指名(今後議会の承認が必要)されたことから、金融緩和が早期に縮小される可能性が減少した、との期待感から買いが優勢となって反発しました。

市場関係者の間では、債務上限の問題は議会にとって一種のパフォーマンスに過ぎず、いくら民主共和両党がかたくなであっても、米国債デフォルトの危機が現実になるような時期までには歩み寄るだろう、という見方が大勢です。

今晩、ルー米財務長官は米上院財政委員会の債務上限問題についての公聴会に出席して証言を行う予定です。この場で、今後債務上限が引き上げられなかった場合にいつ債務上限に達するのか、その後米国債などの支払いが滞るのがいつになるのか、などの最新の状況が明らかになると予想されます。

債務上限に達する日付がこれまで言われていきた17日よりも若干先になると見られますが、そのことが、まだ交渉の時間がある、というようにポジティブにとらえられるのか、それとも逆に問題が長引く、とネガティブに捉えられるのかわかりませんが、大方の見方が楽観に傾いているのであれば、NYダウは続伸となって、結果的に上昇トレンド・チャネルの下限で反発することになります。