焦点ボケの上昇相場

TOPIX高値引け 日経もほぼ高値引け
後場寄付きはやや軟調に始まりました。ドル円も97.70円台でしたが、気持ち甘いといったところでしょう。(一時、14時ごろに97.82円まで上昇しています。)
ところがそれは後場寄りだけで、その後はしっかり。97.70円台を堅調に固めていきました。
ただ全体としては、様子見ムードを残したままの指数上昇となっています。
前場と同様、武田薬品やアステラスのような薬品と、主力のトヨタ自動車が同時に上昇しているところに市場心理の迷走が見てとれそうです。
また、新興市場のアドウェイズが売買代金で、時価総額筆頭のトヨタ自動車に迫っているということ自体に、相場の腰が入っていないことの証左でしょう。
焦点ボケの個別銘柄物色
一応、村上春樹のノーベル文学賞受賞期待で、インプレス9479が東証一部で上昇率ランキング3位に登場しています。どうもこういった物色は持続性という点でなかなか測りにくい部分があります。
反対に、ノーベル賞の関連分野に日本人受賞が無かったことで、チタン工4098やテイカ4027などは、窓を空けて滑落しました。
全体に、SQ前ということで、本日はずいぶんと需給関係が入り組んでいたのでしょう。
相場は焦点ボケの様相を呈しました。
昨日までに大幅高となった銘柄が、かなり利益確定されているということはありますが、逆に本日上がった銘柄でも、勢いというものは今一つというケースも多いのです。
東証一部上昇率ランキングのトップを走っているような銘柄群でも、10%以上の二桁のものが、わずか3銘柄しかない状態です。しかも、20%以上の上昇を見せた銘柄は一つもありませんでした。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月9日⇒10月10日)は上昇銘柄群が、16.5⇒%21.4。下落銘柄群が83.5⇒78.6%。
6色帯は、4日連続で「青(下降の入り口)」となっています。
日経平均現物・先物は、「先読み」、「未来の窓」は。なんとか75日足を上回りました。
ドル円のほうも、「先読み」、「未来の窓」も。連続ピンクなのですが、まだ75日には及びません。

煮詰まる日経平均の大三角
 - 大三角の下値支持線~13700円台 -
例の5月23日(15942円)から7月(14953円)を結んだ上値抵抗線は、9月9日(オリンピックの東京招致決定)を境に下値支持線となりました。
これが、10月8日で、日経平均の安値13748円をボトムとしてとりあえず反発しているわけです。

 - 大三角の下値抵抗線 -
一方、日経平均の6月13日安値(12415円)から、8月28日の安値(13188円)を結んだ下値抵抗線をそのまま延長します。
すると、先述の上値を結んだラインと、この下値抵抗線の交点が導きだされます。
ちょうどそれは目先数日で到来しそうな位置にあります。
13700円より若干下でしょうが、ほぼ同じでしょう。
この大三角の煮詰まり、13700円台での日経平均現物の反発、MACDヒストグラムのマイナス幅の縮小開始、といくつかの要件が重なっていることを考えますと、米国の財政協議破綻、債務上限引き上げ失敗、米国債デフォルト(それが、テクニカル・デフォルトにせよ)といったような「不測の事態」が起こらない以上は、自然な底入れを判断していいでしょう。
やはり、問題はこの「不測の事態」です。