<動意株・11日>(大引け)=東海染工、セプテーニHD、電算システムなど

 東海染工<3577.T>=大幅高。同社は染色加工の大手で、高級プリントに優れた技術力を持つ。このところ、アジアの高所得層の女性を中心に高級衣料品の需要が急速な高まりを見せており、同社もタイ、インドネシアなどの現地生産拠点がフル操業状態にある。14年3月期の連結業績予想は、150億円(前期比4.0%増)、営業利益5億円(同26.8%増)と大幅増益を見込む。突然の大商いを伴っての株価上昇で、市場の一部には、特定資金の介入思惑も浮上しているようだ。

 セプテーニ・ホールディングス<4293.T>=一時ストップ高。この日、アジア・太平洋地域におけるフェイスブックを中心としたネット広告の販売強化を目的として、シンガポールのプレス・プレイ・パートナーズ社と資本業務提携契約を締結したと発表したことが好感されている。両社の強みを生かして連携することで競争力を強化し、アジア・太平洋地域におけるシェア拡大を図ることが狙い。

 電算システム<3630.T>=ストップ高。11日午後2時に、NTTドコモ<9437.T>と業務提携契約を締結したと発表。ドコモは、スマートフォンの法人市場拡大へ向けて、「Google Apps for Business」の取り扱いを開始し、GoogleエンタープライズパートナーとしてGoogleの企業向けクラウドソリューションを手掛けている電算システムが、ドコモと連携してビジネスを拡大していく。

 日本コンベヤ<6375.T>=急反騰。同社株は9月下旬に3日連続のストップ高を演じ市場の耳目を驚かせた。2020年の東京五輪開催に対応したインフラ整備や、27年開業を目指すリニア中央新幹線のトンネル工事に伴い、大量の土砂運搬ニーズが発生するとの見方が、大容量プラントコンベヤーで実績を持つ同社株への投機資金流入を誘った。 その後は、信用規制の動きを背景に大幅な調整を強いられていたが、目先は9月急騰時に開けたマドを下ヒゲで8割方埋める形となり、売り一巡感が台頭、リバウンド狙いの買いが集結した格好となっている。

 SBIホールディングス<8473.T>=4日続伸。東京市場はリスクオフの巻き戻しから足もと急反転、目先底入れで個人投資家資金の市場回帰が見込まれる場面にあり、同社傘下のネット証券の売買手数料増加が期待される。同社は10日、上海大手金融会社などと業務提携し、オンライン金融事業で共同展開することを発表しており、これも刺激材料となっている。株価は連騰習性があるほか、直近10月4日申し込み時点で信用買い残の整理が大きく進捗、上値に軽さが出ている点もプラス材料だ。

 ラクオリア創薬<4579.T>=ストップ高。10日の取引終了後、アシッドポンプ拮抗薬の用途に関して出願していた特許について、米国で特許査定を受けたと発表したことが好感されている。今回の特許査定により、消化管運動異常を伴う疾患において、消化管機能を調整、または消化管運動を亢進する効果に関する権利がアシッドポンプ拮抗薬に対して認められたことになり、米国での知的財産権のさらなる強化につながるとの見方が強い。なお、これに伴う13年12月期業績へ変更を要する影響はないとしている。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)