6週間の期間限定は織り込み済みと考え、リスク回避の反落を想定

11日のNY株式市場はあっさりと反落を想定、仮にデットシーリング交渉で妥結できても1ヵ月半の期限は既に織り込んでいる。
今晩のNY株式市場は、米民主・共和両党首脳によるデットシーリング交渉がまとまらない、または1ヵ月半程度の妥結となればドル安進行・ドル資産回避の動きが加速する恐れがある。
リード上院議員の言う14年度末までの期間延長となれば、マーケットは懸念要因が確実に消えることとなり、リスク選好色を強めるだろうが、そう簡単ではなさそうだ。
米共和党は、債務上限引き上げ案に財務省による非常時借り入れ禁止を盛り込んでいるようで、両党が妥結できるのか微妙な情勢にあることに変わりはないだろう。
昨晩は解決に向けた動きがダウの15000ドル回復を示現させたものの、一転ということも念頭に入れて、欧米の動向を冷静に見ておくことが大切だ。
今晩は米国でミシガン大学景況感指数の速報値が発表予定、ここ3ヶ月は悪化傾向にある
今晩のイベントについては、政府機関閉鎖に関係なくミシガン大学景況感指数が発表される。月次イベントでも重要な指標のひとつだ。
ここ数ヶ月は悪化傾向にあり、先月末は改定値でも80台を回復しきれず、一段の悪化も想定されている。
市場予想は75.6と前月の改定値よりも下方に想定、10月の景況感指数だけに政府機関閉鎖の影響も大きく反映されるかもしれない。
想定内の数値であれば、買い戻し機運も強まるだろうが、75を切った数値となれば債務上限引き上げが無難に決まらないと株価押し下げの要因になると考えている。
今晩はG20の2日目、引き続き米財政問題に言及も、取引時間内に解決をみなければリスク回避は加速しやすい
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で小幅反落、米国株指数先物も上昇幅を縮小させている。
G20では共同声明で米国の財政問題に言及する可能性は高く、できれば閉幕前に無事米民主と共和が妥結することが望ましいはずだ。
しかしながら、閉幕後も交渉継続となれば米国はコロンバスデー入りとなり、解決まで3日近くを浪費するリスクが高まっている。
ルー財務長官は、いつ上限に達してもおかしくないと発言し、米スターバックスCEOは政府機関閉鎖解除に向けて、署名活動を展開しようとしている。
共和党は妥協に舵を切っていると言われるが、なお交渉は難航中。あえて今晩中の解決はないと考え、あっさり反落とここは想定しておきたい。
仮に債務上限引き上げが解決に向かっても、6週間であれば300ドル高の反動に注意、3ヶ月以上であればドル高・株高に向かうだろう。