米債務協議進展なしでもNYダウ大幅反発

NYダウは上昇チャネル内の動きを維持
先週「NYダウ、チャネルの下限で反発するか?」でご紹介しましたように、NYダウは米財政協議(暫定予算問題+債務上限問題)問題を嫌気して下落し、9日に今年4月からの上昇トレンドチャネルの下限を試しました。

その後米財政協議で実際の進展は何もありませんが、共和党側が6週間の債務上限引き上げを提案するなど、直近のデフォルトは回避される、との期待感が高まったことから大きく反発し、金曜日の引けでは、上昇トレンド・チャネルのほぼ半値まで上昇しました。市場は、債務協議に関しては楽観的に見ているということです。

実際に、何らかの合意に達することができれば、NYダウは9月の高値や、それより上のチャネル上限を試す展開になると予想できますが、17日と言われている債務上限の期限が近づけば、今の期待感が一気に不安感へ変化して円高が可能性が高いと考えられます。

G20は、参加国の一国を名指した異例の声明を発表しました。「米国は短期的な財政上の不透明性に対処するために早急に行動を起こす必要がある」各国首脳のこのメッセージ、その裏側の危機感は米民主共和両党の幹部やオバマ大統領、ティーパーティー派の議員達に届くのでしょうか。