<動意株・16日>(大引け)=新日科学、東京計器、寺崎電気など

 新日本科学<2395.T>=後場に入り一段高。米債務上限引き上げに関する協議が難航するなか全般主力株が手掛けづらい地合いとなっており、低位材料株の一角や新興市場を中心としたバイオ関連株に物色の矛先が向かっている。急騰力に定評がある同社株は短期資金攻勢の中心軸にある。安倍首相は秋の臨国会の所信表明演説で、成長戦略推進に強い決意をみせ、具体的に成長分野をつくる一環として再生医療の実用化の加速についても言及、iPS細胞関連の最右翼銘柄として人気素地は申し分がない。

 東京計器<7721.T>=商い急増で大幅高。先駆材料株の一角だが、ここにきて物色資金が再流入している。航海・航空計器の大手で防衛省向けに実力を発揮しているが、流体関連機器製造にも強みを持ち、流体計測器トップのオーバルと提携して同分野の需要開拓でも実績をあげている。また、船舶搭載用の方位計であるジャイロコンパスの開発製造では、同技術がトンネル掘削機を正しい位置に誘導する方位検出装置として注目され、路線の8割以上がトンネル区間とされるリニア中央新幹線関連としても人気化素地が指摘されている。

 寺崎電気産業<6637.T>=続騰で年初来高値を更新。北米を中心にシェールガスの開発が活発化し、輸送に不可欠なLNG船の需要も高まるなかでLNG輸送船向けシステム製品で豊富な実績を誇る同社が引き続き人気を集めている。太陽光発電など直流電源システムの保護に適した直流用ノーヒューズブレーカや防水・気密・耐火などの総合防災品マルチケーブルトランジットなど船舶意外の製品拡大も期待される。

 クボテック<7709.T>=急騰。東証1部値上がり2位に買われている。液晶や太陽電池向けなど画像装置用検査機器を手掛けている。業績不振で13年3月期は6億9100万円の最終損失と2期連続の赤字に陥ったが、海外向けが好調に転じており、14年3月期は小幅ながら黒字転換を計画している。需給相場の資質に短期資金の注目度も高く、昨年12月にはカラ売りの踏み上げを誘発して、1万2000円近辺から高値6万円(9月末割り当てで100分割実施)目前まで株価を一気に5倍化させた実績を持つ。

 大分銀行<8392.T>=急伸。15日の取引終了後、14年3月期連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。経常収益(売上高に相当)は、549億円を604億円(前期比 6.3%増)に見直したほか、経常利益は81億円から150億円(同46.9%増)、純利益は56億円から92億円(同27.7%増)へ大幅増額修正した。与信費用や有価証券の償却費用が予想を下回ったことが収益に寄与する見通しだ。

 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387.T>=急反発。15日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、10月22日付で東証1部へ市場変更することになったと発表しており、これを好感した買いが入っている。また、これに合わせて14年2月期の期末配当を普通配当30円に記念配当6円を加えて36円にすると発表しており、これも好感されているようだ。なお、中間配当と合わせて年間配当は66円(従来計画60円、前期48円)となる。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)