「明確な“99円突破”確認」が目先のポイント…

やはり茶番…?ギリギリで米財政問題は決着
※ご注意:予想期間は10月18日と表示されていますが、本日(17日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 やはり茶番でしたか…!?

 注目された米財政問題を巡る協議は、期限ギリギリになって合意へのメドがつきました。このためデフォルト(債務不履行)懸念は大きく後退し、“万が一”といったリスクへの警戒感から前日に98円ラインへと下押していたドル円は、98円半ばでの揺れ動きを経て、98円後半へと反発しました。
これで基本路線は“上値模索”
 元々「デフォルトは“非現実的”」と見ていたこともあり、個人的に大きなサプライズとは思っていません。しかしながら“合意”という結論が出た以上(執筆時点では下院の採決がまだ出ていませんが…)、98円半ばに凝縮する“主だったテクニカルライン群”からの突破(脱却)は“上方向”と考えるのが自然ということになります。

 NYダウ急伸を背景にして日経平均をはじめとするアジア株式も上昇が見込まれており、リスク選好姿勢が台頭しやすいマーケット環境にもなりつつあります。このため本日のドル円は、99円ラインを経た上で、さらに上値を模索する可能性は高いということになります。
ただし楽観は禁物…?
 ただし気をつけておかなければいけないのは、「噂で買って、事実で売る」「知ったら終い」のセオリーです。“思ったよりも長引いた”とは思っていますが、前記したように今回の“合意”そのものは私にとって“大きなサプライズ”ではありません。そしてそうした見方をするのは“私だけではない”可能性が否定できず、そうなると“利益確定売りが上値を押さえ込む(下押しする)”可能性も否定できないということになります。

 99円ラインには大台ということの他に、9/11~10/8の61.8%戻し(99.060円)という意味も持っています。このためこれらを背景にしたドル売りオーダーが待ち構えていると考えるのが自然であり、強力な抵抗ラインとして機能する可能性が否定できません。突破すればストップロスを絡めつつ、「9/20高値(99.663円、9/11~10/8の76.4%戻しにも当ります)への上昇」あるいは「100円の大台回復」も期待できる局面ではありますが、「そのまま上値を押さえ込む可能性も現時点では残存」しているということになります。
目先のポイントは“明確な99円突破”の確認…
 「98円半ばに凝縮している“主だったテクニカルライン群”からの突破(脱却)は“上方向”」との見方に変わりはありませんが、目先は“楽観視することなく”、“99円ラインの明確な上抜け”を確認したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.663(9/20高値、9/11~10/8の76.4%戻し)
上値4:99.357(9/23高値)
上値3:99.170(9/24高値、9/26高値)
上値2:99.060(9/11~10/8の61.8%戻し、9/27高値、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:98.823(日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:98.737
下値1:98.668(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:98.433(100/50日移動平均線)
下値3:98.260(ピボット1stサポート)
下値4:98.131(20日移動平均線、10/16安値)
下値5:97.983(10/15安値、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:38 ドル円 抵抗・支持ライン追加

10/18 18:10 文言修正