IBMの下落に連動し、ダウ指数は反落を想定

17日のNY株式市場は、16日引け後のイーベイやIBMの下落を背景に反落を想定
米債務上限引き上げ問題の解決が伝わった今晩のNY株式市場は上昇を想定したいところだが、企業決算の結果が重しとなり、反落を想定している。
ただし、その結果が他の株式市場に与える影響は限定的で、それらは為替や債券市場の動向次第ではないかと考えている。
無事、デットシーリングが解決したことは歓迎され、意外にショートに振っていた向きの買い戻し機運が高まることもあるだろう。
しかしながら、今晩に控えている企業決算発表の顔ぶれを見る限りは、明日の週末とあわせ、終始上値が重いと想定しておきたい。

今晩は、米国でフィラデルフィア連銀製造業指数や新規失業保険申請件数などが発表予定、先週の雇用指標は大幅悪化
今晩のイベントについては、製造業動向を知る上で重要なPHI指数、先週は37万件台に悪化した新規失業保険申請件数の結果が発表される。
今月の雇用統計発表が見送りとなっており、この指標が重要視されやすい中、仮に先週並みの結果となればドル安要因に直結しやすい。
またフィラデルフィア指数については、先日のNY指数がマイナス寸前にまで落ち込んでいたように、今月の指標が悪化していると言う懸念を連想し易い。
あらかじめ織り込んだ流れになるかもしれないが、上記の指標が悪化すれば10月政府機関の影響が多大だったと示すことになるので、21時半以降の動向は神経質な展開となるだろう。
ポイントは、これらの結果を踏まえて緩和的なコメントを地区連銀総裁が残すかどうかにかかっている。
今晩の米主要企業の注目決算はGS、VZ、UNHなどのダウ採用銘柄が決算を発表。引け後にはネット検索大手GOOGが予定
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で100円以上の下落、ドル安に加え、さえない決算結果を発表した米企業決算の動向を嫌気している。
要人発言では、ダラスやミネアポリス連銀総裁などが講演を予定しており、今回の米政府の対応や金融政策の行方について語ることになるだろう。
仮にこの状況下においても、金融引き締めスタンスなる発言となれば、株価は大きく影響するかもしれず、リスクは軽減しておきたい局面。
ただし、ショートスタンスをとっていた投資家も少なくないようで、先週の二市場信用残からその様子は伺える。
今晩のインパクト大きいイベントは企業決算の結果と考え、やはり東京市場にとって大きいのはGoogleの決算に尽きるはず。
IBMは時間外で-6.04%、AXPは+0.33%の騰落率、このギャップをGSとUNHが補って余りあるか、それとも輪をかけて拍車をかけるかが今晩の大きな鍵だ。
Google決算を引け後に控え、様子見機運強まる下落に目先は舵を切ると考えている。