米債務関連協議決着だが、、、、所詮先送り

ドル円の100円台定着も先送り?
今日東京時間午前、期限まであと1日というタイミングで米財政協議が一旦の決着を見ました。合意した内容はほぼオバマ大統領が望んだ内容で、これまで抵抗をしていた共和党は今回の戦いでは敗北したと言えます。上下院が可決し、オバマ大統領が署名した法案の内容は

1.来年1月15日までの政府機関運営に必要な暫定予算
2.来年2月7日までの債務上限引き上げ

となっていて、共和党が主張してきたオバマ・ケアの延期などの条件はなく、政府補助を受ける世帯の所得確認の厳格化が盛り込まれただけでした。

下院共和党のベイナー議長は「われわれは良く戦った。ただ勝利には結び付かなかった」と敗北を認める発言をしています。

ただ、オバマ大統領および民主党側が勝ったと言えるかと言えば、必ずしもそうとは言えません。上で紹介した合意内容を見ればわかるように、暫定予算や債務上限をそれぞれ約約3か月半延長しただけで、1月になれば今回と同じような交渉が必要になります。(債務上限はこれ以上延長できなくともさらに3ケ月程度は資金繰りが可能な見通し)

もうすぐ、アメリカの景気にとってもっとも重要な「クリスマス・セール」のシーズンが始まります。今回の議会の動きを見て、さらに年明けに同じような状況が来るかもしれないとわかっていてアメリカの国民がどこまで消費に対して意欲を見せるのでしょうか?

経済指標の発表が遅れていることに加え、今しばらく発表される統計の信頼性にも疑問があるような状況で、クリスマス・セールにも不安がでてくれば、FRBの緩和縮小はますます後ずれするのではないでしょうか?そう考えればドル円の100円台定着も先送りされたと思います。