“主だったテクニカルライン群”への回帰がメインシナリオ…?

まさに「噂で買って、事実で売る」の展開
※ご注意:予想期間は10月19日と表示されていますが、本日(18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 「調整が入る可能性」を想定しつつ、警戒度を高めていましたが、値幅・スピード共に“まさかそこまで入るとは…”。

 米財政問題が一応の“決着”を見せた昨日は、まさに「噂で買って、事実で売る」「知ったら終い」のセオリー通りとなりました。“材料出尽くし感”が台頭したのと共に、2週間強に及んだ政府機関の一部閉鎖がもたらすであろう“米景気への下押し懸念”が“QE(米量的緩和)の縮小先送り”との思惑となり、ドル売りにつながったからです。デフォルト(債務不履行)回避を受けた“米国債利回りの低下”も、こうした動きを後押しした感があります。
それでも調整スピードは“速過ぎ”
 こうして“合意(決着)への期待感”から上値を模索していたドル円でしたが、東京タイム序盤にその99円ラインへのワンタッチこそ見せたものの、その後はほぼ一方的な下値を窺い続けました。特に98円半ばを割り込んだ欧州タイム序盤のドル売りスピードは速く、わずか30分ほどでストップロスを絡めながら98円割れ水準へと導きました。“日足・一目均衡表転換線”と“10/8~10/17の50%押し”がほぼ重なる98.78円付近では何とか下値は支えられましたが、“速過ぎる調整スピード”に戸惑う一日となりました。
マーケットテーマは“米景気への下押し懸念”へ…
 こうした中で週末を迎える本日ですが、米財政問題が“一応の決着”を見せたことから、“米景気への下押し懸念”へとマーケットテーマが移行すると考えるのが自然となります。来週22日には「米9月雇用統計」が予定されているなど、遅れている米経済指標はこれから続々と発表されますので、その内容(結果)には注視する必要がありそうです。
 
 もっとも“米景気への下押し懸念”の背景にあるのは、“2週間強に及んだ政府機関の一部閉鎖がもたらす影響”と考えられるところです。つまり発表が遅れている経済指標のほとんどは“9月統計”であり、想定するほど“発表に向けた思惑”ならびに“発表に伴う影響”が見られないという可能性も残るところです。
テクニカルは“下方向”へと再び傾斜だが…!?
 昨日に描かれた長大陰線は“ほぼ抱き線(包み線)”ですので、売り転換(少なくとも目先の上値確認)という可能性は拭い切れないところです。しかしながら昨日の下落は「噂で買って、事実で売る」「知ったら終い」を地で行く動きであり、“流れ(トレンド)が変わった”とは決して言い切ることが出来ない動きであると考えます。
“主だったテクニカルライン群”への回帰がメインシナリオ…?
 上方向に向けたポイントとなる“99円ライン突破”には「しばらく時間がかかる」かも知れませんが、少なくとも“98円割れ水準では下値が支えられる”との見方は継続しておきたいところです。98円半ばに凝縮している“主だったテクニカルライン群”への回帰が、やはり目先のメインシナリオでしょうか…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.060(9/11~10/8の61.8%戻し、10/17高値、9/27高値、大台)
上値4:98.918(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:98.668(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stレジスタンス)
上値2:98.403(100/50日移動平均線)
上値1:98.267(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:97.920
下値1:97.778(日足・一目均衡表転換線、10/17安値)
下値2:97.628(10/8~10/17の50%押し)
下値3:97.427(ピボット1stサポート)
下値4:97.297(10/8~10/17の61.8%押し、10/10安値)
下値5:97.131(200日移動平均線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:37 ドル円 抵抗・支持ライン追加

18:10 文言修正