<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

 米国の債務上限引き上げ問題が解決したことから、次の材料を探す展開となる。次に注目される材料は、米政府機関の閉鎖がどの程度景気に影響を与えたのかの見極めとなりそうだ。そのため、世界中で為替や株式は狭いレンジ内での神経質な展開となるのではないか。米国中銀も景気動向を見定めるため、年内は金融引き締めには転じないだろう。

 日本では、今後本格化する企業の決算発表により、市場の一部が盛り上がるものの、全体としては上値の重い動きとなるだろう。これまでの決算発表内容は、市場予想ほど良い数値が出ていないからだ。

 これは企業が先行きを慎重に見ていることと、アナリスト予想がかなり楽観的であることが要因だと言える。そのため、企業の決算発表は株価を全体的に押し上げる材料とはならないと考えている。

 しかし、その間に5月高値の信用期日の売りや証券優遇税制打ち切り前の売りなどが出尽くし、11月中頃には上値が軽くなる可能性が高い。そこからアベノミクス相場第2幕が始まると考えている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)