<動意株・18日>(大引け)=新日理化、図書印、神栄など

 新日本理化<4406.T>=大幅高。全般利益確定売り圧力が顕在化するなか、その間隙を縫って持ち前の仕手性を再燃させている。業績面も前13年3月期は最終損益で大幅損失を余儀なくされたが、自動車向け樹脂添加剤や建築向け可塑剤の好調などで回復が急、14年3月期最終損益は6億3000万円の黒字と前期の7億9300万円の赤字からV字回復に向かう見通し。信用買い残は依然として整理が進捗していないものの、300万株程度で人気時の売買増勢を考慮すれば重荷とはならない水準だ。

 図書印刷<7913.T>買い人気加速。材料性に富み値動きの速さで群を抜いており、今年3月初旬から4月上旬にかけてわずか4週間で株価を2.5倍に変貌させた実績は記憶に新しい。週足三角もち合いが煮詰まっていたが高値期日を通過してセオリー通りの反騰入りとなっている。土地含み関連株としての位置付けや電子書籍への展開で思惑を内包、全般主力株の戻り一服で投機筋のターゲットに浮上している。

 神栄<3004.T>=後場一段高。午後2時、14年3月期の連結業績見通しを従来予想の純利益1億2000万円から3億円(前期7億6000万円の赤字)に上方修正したことを好感。上期に、投資有価証券の売却で特別利益を計上したことが要因としている。

 加地テック<6391.T>=6連騰。「燃料電池自動車用燃料充填所向け水素ガスコンプレッサ」を手掛けていることから、燃料電池車関連として連日人気を集める。同社は「空冷・レシプロ・全般ピストン・オイルレス式」としては、世界で初めて110MPa(1100気圧)まで圧縮可能な超高圧水素ガスコンプレッサを製品化するなど技術力は高く、大手自動車メーカー各社が燃料電池車の実用化に向けて研究開発を進めるなかで、同社の存在感が一段と高まることが期待される。

 鉄建<1815.T>=急動意。目先は円高修正の動きに歯止めがかかり、米国株の上昇一服で輸出関連が手掛けにくくなっており、短期資金の視線が再び建設セクターの低位材料株に向いている。そのなか同社は東京五輪開催に伴う成田―羽田間を結ぶ都心直結線構想や、リニア中央新幹線などの鉄道インフラ整備で活躍が期待される政策関連銘柄として注目度が高い。直近10月11日申し込み現在で信用買い残は150万株減少し1519万株と売り残(1661万株)を下回っており、株式需給関係の改善が追い風。

 イーブックイニシアティブジャパン<3658.T>=急伸。28日付で東証1部銘柄指定となることから、TOPIX採用に伴い機関投資家の買い需要が見込まれる。1部指定と同時に公募・売り出しも発表しており、発行・売り出し価格は2457円で時価は既に10%上回る水準で推移するなど好調。スマートフォンやタブレット端末の需要急増で漫画を中心とする電子書籍の需要拡大にも影響を及ぼしている。同社は漫画を主力コンテンツに電子書籍配信を手掛け、同社が有する漫画のラインアップは約8万冊と業界トップに位置し、登録会員数も80万人以上で今後の展開力に注目が集まっている。
 
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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)