後場、切り返し。8連騰ならず

ドル円復調で、日経平均戻す
後場の切り替えしで、とくに注目されたのは、セクターの上昇率上位でした。
海運と不動産の2セクターです。
ポイントは、なんといっても10-11月というもっとも需給が悪化する季節において、上げ調となってきているセクターや銘柄というのは、今後の需給波乱の中でもかなり抵抗力があると目されるためです。
海運は、11日のユナイテッド海運9110の上方修正が引き続き、断続的な海運株への物色の材料として生きているようです。
また、不動産は、先般も指摘しましたように、4月初旬に出来高を伴った高値をつけて以来、今月前半で信用期日の到来を終えていることから、需給的にはかなり軽くなってきているのではないか、という見方のようです。
日経平均の大引けは、やや押しが入ってしまい、残念ながら8連騰は達成できませんでした。無理も無いところです。やはり一服でしょう。
基本的に、主力株に柱が無いということですから、致し方ないところです。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月17日⇒10月18日)は上昇銘柄群が、63.4⇒71.0%。下落銘柄群が36.6⇒29.0%。
6色帯は、3日連続で「緑(上昇)」。
日経平均現物は、「先読み」はピンクですが、その後はブルーとまだら模様。25日足こそ上回っていますが、微妙な横這い想定です。
先物ですが、こちらは「先読み」「未来の窓」ともに連続ピンクで、同じく25日足を上回る想定です。現時点では、月足が2ヶ月連続陽線を形成しているところですから、基本的には上に上がりたがっている市場の意思を感じます。
ところが肝心のドル円は、「先読み」がブルー、「未来の窓」も連続ブルーとなっており、25日・75日足をいずれも下回って推移すると想定。
最も短期の5日移動平均線を割り込んでしまったことで、ややドル軟調気味。
ちょうどこの下に200日移動平均線が上昇してきていますから、これがサポートになると思われます。
来週以降のポイント
外部環境ではあまり大きなイベントリスクがあるわけではありません。
来週火曜日には、9月の雇用統計が遅れて発表されますが、内容はともかく、市場が一体どういう反応をするかということが注目です。
いずれにしろ、この分ですと、年内の連銀の政策変更は無いだろうというコンセンサスに傾きつつありますから、ドル円が100円を突破していくシナリオは描きにくいわけです。
むしろ、先述のサポート(絶対死守ライン)である200日移動平均線をなにかの拍子に割り込むようなことにでもなりますと、日経平均の下押し圧力が一気に高まる危険性があります。
ドル円が5日線を割ったということは、今後日経平均が5日線を追随して割り込む危険性が高まっています。其の場合、25日線14408円、75日線14153円、最悪は5月以来の「大三角」の下値サポートである14000円まで下落することはありえるということになります。