「基準線/38.2%戻し」突破が、「主だったテクニカルライン群への回帰」のカギ…!?

結局、“主だったテクニカルライン群”への回帰は見られず
※ご注意:予想期間は10月22日と表示されていますが、本日(21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 先週末は下値を支えていた感のある“日足・一目均衡表転換線”を一時割り込む動きが見られました。「QE(米金融緩和)長期化」への思惑から米10年国債利回りが7月24日以来の2.53%台へと下落(債券価格は上昇)する場面があり、ドル売りが進行したからです。この影響から想定していた「98円半ばに凝縮する“主だったテクニカルライン群”への回帰」への動きが、見られることはありませんでした。
しかし下値も限定的…
 一方で、22日に遅れている米雇用統計が予定されていることもあり、週末ということもあって下値は限定されました。ユーロドルが今年2月以来となる1.37ドルラインに到達したことによる“一旦の上値達成感台頭”から伸び悩んだことも、ドル円の下値を支えたと見られるところです。こうしてドル円は一時97円半ばへと続落したものの、97円後半に値を戻して先週の取引を終えています。

週明けも「下値が堅い」がポイント…?
 下値が堅い様相を見せながらも、週末のポジション調整が大きく入っていない状況を鑑みると、週明けとなる本日は「引き続き下値が堅く」「ポジション調整にて一旦反発しやすい」と考えるのが自然ということになります。

 また“日足・一目均衡表転換線”を一旦割り込んだとはいっても、終値ベースでは同水準へと値を戻しており、引き続き、抵抗ラインとして機能する展開も窺えます。そしてその転換線が“97.91円”付近へと本日は切り上げてきていることも、前記した見方を後押しすると見られるところです。
やはり「主だったテクニカルライン群への回帰」が意識される展開を想定
 もっとも98円前半には「段階的にドル売りオーダーが並んでいる」との話もあります。このため上値も押さえられる展開も否定できず、「98円半ばに凝縮する“主だったテクニカルライン群(98.40円の50/100日移動平均線~98.67円の日足・一目均衡表先行スパンの雲の下限)”への回帰」との見方に変化はないものの、その手前で上値が重くなる展開も想定しておかなければならないところです。

 “日足・一目均衡表基準線”と“10/17~10/18の下落に対する38.2%戻し”が98.11円でほぼ重なっていますので、目先はこの水準の明確な突破が「主だったテクニカルライン群への回帰」の鍵を握っているといえそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.668(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:98.410(100/50日移動平均線、10/17~10/18の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:98.279(10/17~10/18の50%戻し)
上値2:98.109(日足・一目均衡表基準線、10/17~10/18の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.914(日足・一目均衡表転換線、20日移動平均線、大台)
前営業日終値:97.776
下値1:97.558(10/18安値、ピボット1stサポート、10/8~10/17の50%押し)
下値2:97.297(10/8~10/17の61.8%押し、10/10安値)
下値3:97.171(200日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:96.935(10/8~10/17の76.4%押し、大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:96.828(10/9安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:28 ドル円 抵抗・支持ライン追加

12:06 コラムへのリンクを追加

14:56 誤表記を修正