“第一関門”到達!! さらなる上値を期待!?

様子見ムードが支配的も、ジリジリと反発
※ご注意:予想期間は10月23日と表示されていますが、本日(22日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日は幅広い通貨に対してジリジリとドルが買われる展開でした。しかし翌日に米雇用統計を控えており、様子見から緩やかな値動きに留まりました。

 前日に一時2.53%台へと下落していた米長期金利が2.60%台へと回復していったことがドル買いの主な要因ですが、97円後半で観測された分厚いドル買いオーダーから下値は堅く、これを嫌気した向きがポジション調整の買い戻しを入れたことがドル円押し上げのキッカケと見られるところです。
ただし“明確な突破”は示現せず
 もっとも昨日発表された中古住宅販売件数は前月比-1.9%の529万件に留まり、また「政府機関の一部閉鎖が雇用に及ぼす影響を検証するには数ヶ月間を要する」「年内のQE縮小は難しくなった」とのエバンス・シカゴ連銀総裁発言がドルに重く圧し掛かり、上値も限定されました。このため昨日記載した“日足・一目均衡表基準線”“10/17~10/18の下落に対する38.2%戻し”がほぼ重なる98.11円こそ上抜けしたものの、“明確な突破”というところまではいきませんでした。

 こうして東京-欧州タイムはジリジリと反発を見せたものの、NYタイム序盤に上値を押さえられると、その後は概ね「5銭強(98.15~20円)」という極めて狭いレンジ内での値動きを強いられて昨日の取引を終えています。
本日のメインはやはり「米雇用統計」
 迎えた本日は、遅れていた米雇用統計の発表が予定されています。

 マーケットの関心は「政府機関の一部閉鎖がもたらす下押し要因」、つまりは「10月統計」の確認に傾斜しており、今回の「9月統計」への感応度が下がっている感は否めないところです。それでも「年内のQE縮小」「来年半ば頃に終了」という見解を修正したとの話は、エバンス・シカゴ連銀総裁からは昨日少し見られたものの、FRBからは“正式に”聞こえてきておりません。こうして「QE縮小の後ズレ(年内縮小は困難)」が一人歩きする中で迎えるのが、今回の発表ということになります。
+20万人到達への有無がポイント…?
 そう考えると、仮に心理的な節目である+20万人へと到達する等のことがあると、思惑がにわかに巻き戻されて“思った以上に”ドル買いで反応するケースは想定しておかなければならないところです。もちろん予想を下回れば、当然「QE縮小の後ズレ」がさらに強まることになりますが、その思惑ですでに97円半ばへと事前に売り込まれた事実があり、「下値は限定されやすい」との見方に至ります。さらに一昨日に下値を支えた日足・一目均衡表転換線が、昨日の97.91円を経て、本日はさらにこの“第一関門”付近にまで切り上ってきています。
“第一関門”到達は、やはり上値模索を想定(期待)
 ジリジリとした動きではあるものの、なんとか昨日の上昇で“第一関門(基準線/38.2%戻し)”は超えた状況でもあります。発表までは「ポジション調整主体」「方向感が定まらない」が基本路線なのでしょうが、98円半ばに展開する「主だったテクニカルライン群への回帰」を引き続き想定(期待)したいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.143(日足・一目均衡表先行スパン上限、9/24高値、9/26高値)
上値4:99.060(9/11~10/8の61.8%戻し、10/17高値、9/27高値、大台)
上値3:98.668(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:98.415(50/100日移動平均線、10/17~10/18の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:98.279(10/17~10/18の50%戻し、10/21高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.160
下値1:98.109(日足・一目均衡表基準線)
下値2:97.955(20日移動平均線、ピボット1stサポート、大台)
下値3:97.663(ピボット2ndサポート)
下値4:97.558(10/18安値)
下値5:97.490(10/8~10/17の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:28 ドル円 抵抗・支持ライン追加

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