<話題の焦点>=ウエアラブル端末、眼鏡、腕時計がスマホに変わる日

 スマートフォンの爆発的な普及は、その部材メーカーから、コンテンツを展開するゲーム配信会社に至るまで、大きくその収益構造を変化させた。乗り遅れた会社と時流を捉えた会社とではハッキリと明暗が分かれる形となり、株価形成にも多大な影響を与えているのは周知の通りだ。

 さて、市場筋の間では「ポストスマホ」を探る動きが水面下で進んでいる。成熟したとみられていた携帯電話市場でスマホのような強烈なヒット商品を生んだのは、“モバイル端末”の範疇で新たな概念を確立し、それが消費者に受け入れられたからにほかならない。では、このモバイル端末分野で次に控えるヒット商品が何なのか、その姿をいち早く察知することは今の投資家に課せられたテーマでもある。

 有力候補とみられているのが「ウエアラブル端末」である。直訳すれば着用することができる端末ということになる。たとえば一般的イメージでは腕時計や眼鏡が該当する。

 NTTドコモ<9437.T>は眼鏡型の端末「インテリジェントグラス」を開発中。これはスマホと接続して映画などの動画コンテンツを長時間にわたり楽しむことができ、グラスを通じて外国語を見ると、自動的に日本語に翻訳するというような機能も可能という。

 このほか腕時計型でカロリー消費など活動量を計測し、他人と競うことができるようなものや、音声認識装置との融合で喋るだけで作動し、車と連動しての機能を充実させた商品開発など、近い将来への夢が広がっている。

◆ウエアラブル端末関連で注目の銘柄

◎眼鏡型で展開
NTTドコモ<9437.T>、ブラザー工業<6448.T>

◎腕時計型で展開
ソニー<6758.T>、カシオ計算機<6952.T>、ローム<6963.T>、日産自動車<7201.T>

◎音声認識装置
フュートレック<2468.T>、AMI<3773.T>

◎センサー
オムロン<6645.T>、アルプス電気<6770.T>

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)