<私の相場観>=東洋証券・ストラテジスト 大塚 竜太氏

 東京市場は米国株高に引っ張られ、リスク許容度の高まった外国人の買いなどが主導する形で上昇基調が続いている。しかし、今後決算発表が本格化する中、しばし様子をみたい場面ではある。

 全般商いは低調が続いており、閑散に売りなしとはいえ、今の市場エネルギーでは競って上値を買うほどでもない。市場期待を背景に先取りで買われている銘柄も多く、仮に好決算発表でも、その後の株価の反応がどうなるかまで見極めてから、改めて戦略を練る方が実戦的には勝ちやすいといえるだろう。

 もっとも株価の中期見通しについては強気にみている。日経平均の上値はとりあえず1万5000円大台乗せが一つのフシ。仮にそこをクリアした場合は、5月23日の年初来高値(ザラ場ベース)1万5942円払拭が目標となる。順調にいけば11月中に達成しても不思議はない。

 今回の決算で注目しているのは、北米需要を取り込み円安効果も期待される自動車株。また、市況底入れが鮮明化している海運株。さらに、これまでムード先行の建設株に実際の収益が伴っているか否かも確認したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)