外為サマリー:1ドル98円前後の円高に、9月雇用統計で量的緩和縮小の先送りも

 23日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=98円02~03銭近辺と前日午後5時時点に比べ29銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=135円04~08銭と同56銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円相場は、98円00銭前後の円高で推移。前日発表された米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比14.8万人の増加、失業率は7.2%だった。非農業部門雇用者数が市場予想(18万人増)を大きく下回ったことを受け、米量的緩和の縮小開始の先送り観測が台頭し、円買い・ドル売りが強まった。市場には12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での縮小を視野に入れる見方もあったが、後ズレの公算が高まり14年3月のFOMCでの縮小を見込む声も増えている。ただ、焦点となるのは政府機関一部閉鎖の影響が出てくる10月の雇用統計であり、円相場はなお98円前後の一進一退が続く可能性もある。
 ユーロは、1ユーロ=1.3780~81ドルと同 0.0101ドルのユーロ高・ドル安。ユーロ高が強まり前日のニューヨーク市場では一時、1.3792ドルと11年11月以来、約2年ぶりのユーロ高・ドル安、対円では135円52銭と2009年11月以来、約4年ぶりの円安・ユーロ高水準をつけている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)