外為サマリー:1ドル97円台前半へ急激な円高、米低金利長期化観測で円買いに

 23日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=97円34~35銭近辺と前日午後5時時点に比べ97銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=134円06~10銭と同26銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円相場は午後に入り円高が加速。市場には「97円70銭前後と同50銭にオプションが設定されており、その価格帯を突破したことからストップロスの円買いが膨らんだ」との見方が出ていた。また、アナリストからは「前日の米雇用統計を受け、ドル安が進むなかドルは対円で比較的しっかりしていた。この日は前日のニューヨーク市場でのドル買い・円売りを解消する動きが出た」との分析もあった。
 米9月雇用統計では、非農業部門の雇用者の増加数は市場予想を大きく下回ったことから、量的緩和の縮小開始には後ズレ予想が浮上。米低金利の長期化観測が強まるなか、円買いの動きが強まった。
 ユーロは、1ユーロ=1.3773~74ドルと同 0.0094ドルのユーロ高・ドル安。一時、1.3793ドルまでユーロは上昇したが、円高が進むとともにユーロ売り・ドル買いが膨らんだ。ユーロは対円で午前中は135円台で推移していたが、午後にかけて一時、133円95銭まで円高方向に振れた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)