<株式トピックス>=中国の金融引き締め観測で日経平均株価287円安

 23日の東京株式市場は、後場に入って売りが加速して急反落。日経平均株価終値は、前日比287円安の1万4426円と、5日ぶりに1万4500円台を割り込んだ。外国為替市場で、円高・ドル安が進行したのに加え、午後になって中国の金融引き締め観測が浮上したことにより上海、香港などのアジア株式市場で株価が軒並み下落。これも日経平均の下げを加速させた。
 市場関係者からは「24日に発表される10月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値を前に、投資家のマインドが弱気に傾いているようだ。また、中国の新興市場である“創業板”の株価下落も懸念要因となっている。さらに、沈静化しない住宅価格の上昇を受けて、中国政府が12月にも不動産価格の抑制を強化するとの観測が根強いことも、株価下落を助長しているようだ」との見方が出ていた。
 日経平均株価は、7日終値の1万3853円を底に反発に転じ、22日終値の1万4713円まで目立った押し目も無く、短期間に約860円の大幅な上昇をみせていた。したがって、「当然の一服」との見方があることも事実。ただ、きょうの急落で5日移動平均線(1万4596円=23日現在)と25日移動平均線(1万4432円=同)の両移動平均線を一気に下回り、短期的な調整は避けられそうもない」との見方が出ていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)