7月19日以来の、大陰線で急落

けっきょく日経平均は、安値引け
後場はマイナススタート。
ドル円が11時ごろから次第に軟化し、後場は97円台後半をじり安展開。
日経平均現物は、13時半ごろに14463円まで下落。
ここで、持ちこたえるかと思われましたが、けっきょく大引けでさらに売り込まれ14425円の本日安値をヒット。
為替と日経平均と、一体どちらが主導であったかは不明です。
ただ、ドル円のほうは13時半に97.25円という東京時間の安値を叩いており、その後は安値更新をしていませんから、日経平均のほうが過剰に下落したということは言えるでしょう。
9月高値以来、ドル円で本日のような東京時間での大きなドル下落はあまり見られなかっただけに、一応注意するに越したことは無いでしょう。
後場急落の要因
問題はこの原因ですが、中国で短期金利が急上昇しており、これで上海コンポジット指数が下げたわけですが、大幅安というほど酷いものではありません。(1.25%下落)。
この動きを見てびっくりした米国株式のグローベックス先物が甘くなりました。
東京でも、日経先物のロングをしていた大口が処分売りされたようです。

ロイター電によると、中国銀行当局の一人が、緩やかな金融引き締めをする可能性があるのではないかということが原因のようです。
ここもと住宅バブル再燃ということが報道されていることもあって、慌てたようです。
このため、日経平均が大きく下落し、大陰線となったわけですが、このような幅での陰線は7月19日の急落以来ということになります。
これが単発的なものか、これから始まる調整の引き金になるか、まだ不透明です。
材料性、そして先述通り、東京時間においてドル円が下げ止まっても、日経平均がオーバーシュートで売られてしまったといったようなことを勘案しますと、これは単発的なものにとどまるような気がいたします。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月22日⇒10月23日)は上昇銘柄群が、75.0%⇒72.8%。下落銘柄群が25.0%⇒27.2%。
6色帯は、6日連続で「緑(上昇)。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」がいきなり連続のブルー。それなりに幅をもったブルーです。
ドル円は、「先読み」、「未来の窓」は、完全に75日足から下方乖離を拡大するベアトレンド。25日足そのものも、ブルーの下降トレンドとなっています。
75日足は、早晩、やはりブルーの下降トレンドに転換する可能性が出ています。

東京市場でこれまで最も強かったのは、東証マザーズ指数ですが、さすがにこちらの3日足もブルーに転換しました。
ただし、25日足ピンクの勾配(傾斜)は、日経平均より東証マザーズ指数が勝っており、上昇トレンド力では、マザーズに軍配があがります。
ただRSIがずっとダイバージェンス(逆行現象)を示現していたわけですから、早晩調整なり、突っ込みなりがあってもおかしくなかったわけです。
これが、短期的なガス抜きで終わるか、それなりの一般調整に発展するかは、明日以降判断しなければなりません。
ただこの下げのいいところは、それまで欧米市場の強さになかなかついていけなかった東京市場の最大の理由の一つである、買い残の多さが解消される可能性があることでしょう。

単なるガス抜きか、調整スタートの兆候か
本日の下げで、日経平均は5日移動平均線を一気に割り込み、25日移動平均線までほぼ下落したことになります。
日経平均のMACD線は下降に転じました。
ヒストグラムも、本日からプラス幅が縮小し始めています。
上昇の勢いが後退し始めているということになります。
もちろん一日だけの話ですから、まだ様子を見ないと判断する必要はありません。
ちょうど日経平均が安値を叩いた13時半ごろは、米国NYダウ工業株のグローベックス先物が42ドル安でした。
(→15時段階で、51ドル安。→16時半段階で、70ドル安。→17時段階で、62ドル安。)

日柄的には昨日、本日で9-10月の下げと同じ日数の上げ期間を経たことになりますから(9日下げて、9日上がったところ)、リズム的には変調をきたしてもおかしくないところです。
基本的には、あまり大きな影響がなさそうな中国の金利動向で、狼狽した東京市場の一時的な狼狽売りというところではないでしょうか。
問題は、こうしたあまり関係のない材料でも、いわゆる本格的な調整のきっかけや口実になっていくということも考えられるので、明日はとくに注意したいところです。