<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・研究員 ジェルベズ 久美子氏

 為替相場は、米国経済指標を確認しながら進む状況が強まりそうだ。

 先月までは年内の量的緩和(QE)縮小の可能性が出ていたが、政府機関の一部閉鎖や米9月雇用統計などを経て、市場には年内のQE縮小の開始はないだろうとの見方が強まっている。

 実際、QE縮小開始は来年になるとみているが、来年3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でQE縮小開始と予想する見方も多い。当面は、政府機関の一部閉鎖の影響なども確認しながら具体的な時期を探る展開となるだろう。

 9月雇用統計では、非農業部門の雇用者数は市場予想に達しなかったが8月分の数字は上方修正された。年内のQE縮小開始の可能性は薄まったが、来月8日発表の10月雇用統計で良好な数字が発表されれば、雇用情勢改善に前向きな見方も浮上しドル高・円安に振れることもあり得る。

 今後1カ月程度のドル・円相場は95~100円の幅広いレンジを想定している。目先は200日移動平均線のある97円20銭台を維持できるかがポイント。ユーロは対ドルで1.345~1.400ドルをみている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)