日経平均、後場反発して60円高

特段材料無し。自律反発。
後場は、前場の安値を割ることなく横這い推移。
変化が出たのは、14時25分ごろでした。
日経平均現物は下げ幅縮小から、14時35分にかけて前日比プラスに転換。
これはちょうどドル円が再び97.40円台乗せしたタイミングと同期です。その後ドル円は97.50円台乗せ。
日経平均はそのまま14499円の本日高値まで上昇。
自律反発とはいえ、ほとんど材料らしいものが無い中でのこの反発は、短期ガス抜き調整の終焉を確認するのには、どうしても必要なものだったでしょう。
その意味では、小さい幅であっても大変評価できる反発であったと思われます。
もしかすると、米系が今晩の米国市場反発を先取りして、極東の日本から手を出したという可能性もあるかもしれません。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月23日⇒10月24日)は上昇銘柄群が、72.3⇒68.3%。下落銘柄群が27.2⇒31.7%。
6色帯は、7日連続で「緑(上昇)。
日経平均現物・先物は、「先読み」は幅のあるブルーですが、本日の反発で、75日足を割り込まずに、その後はピンクが混じりながら、横這い想定となりました。

ドル円は、「先読み」、「未来の窓」はまだブルー続き。25日足を下回らずに底固めの想定が可能になってきました。
目先の日経平均について、下げた場合の目処として、市場関係者の間には10月10日から11日に空けた窓14194円を想定している向きも多いようです。
個人的には秋の需給悪による換金売りが底流にはあると思っています。
ミューチュアルファンドが主体で、ヘッジファンドも多少先物で乗っているでしょうが、9月27日から10月8日にかけての第一波の下落がありました。
今回、第二波なのでしょう。ミューチュアルファンドの売玉分としては、おそらくこれが最後のものとなるでしょう。あと数日ということです。
ヘッジファンドについては、まだ不透明です。
本日、その意味では戻りを見せたことは重要です。
短期的なガス抜きで終わる可能性も台頭してきたわけです。
願わくば、昨日の陰線の半分以上を奪回して欲しかったところですが、今晩の米国市場次第では、明日これを確保することになるかもしれません。期待しましょう。
トレンドと目先の認識の違い
けっこう市場が陥りやすい誤謬ですが、連銀の金融政策変更が先送りになったということで、あたかも米国経済が悪化していく(株のトレンドが下降に転換する)と考えることです。これは、間違いですから、気をつけなければなりません。
たかだか数ヶ月先送りになるだけですし、その理由は経済指標が踊り場となっているからです。この為、株式相場はその分「余計な金融緩和策」と「余計な過剰流動性」を好感するという傾向が潜在しているといっていいでしょう。
日本は、為替の支援がしばらくオアズケ
一方、この結果、しばらくドル高の援護射撃がおあずけとなりますから、よほどの業績上方修正にならないと、9月の高値を抜くと言うことはできないでしょう。
そのかわり、個別銘柄でのゲリラ戦が続行するわけで、指数がどんどん上がる相場に比べれば、はるかに個人投資家にとっては良いかもしれません。
また、ドル高支援は来年に先送りということは、いまそのカードを切ってしまうよりは、来年のブル相場の大きな隠しダマとして残しておくほうが、日本の投資家にとっては都合が良いかもしれません。

現在は、個別の好業績・上方修正で運用益を取ればよいと考えます。
来年はこの好業績に上乗せしなければならないので、変化率は落ちてくる可能性があります。
そこでドル高の援護射撃があるほうが、はるかに勝手が良いでしょう。
なお、目先、日経平均現物は、一目均衡表上の「抵抗帯」は、明日にも「ねじれ」を通過します。
この「ねじれ」に向けて指数が急落したわけですが、調整が深いという場合は、「ねじれ」を通過して滑落していくことになりますし、この「ねじれ」を割らずに反発することもありえます。
いずれにしろ、加速か反転か、転換点になりそうです。