もう少し底固めしてから…? もっとも本日は週末…。

ドル売りに一服感も、反発も鈍い…
※ご注意:予想期間は10月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 ドル売りには一服感が見られているものの、反発も鈍く、昨日は方向感が定まらない動きに終始しました。

 このため“日経平均反発に伴うリスク選好の円売り”と“欧州タイム序盤に発生したユーロ買い”を背景にユーロドルが1.38ドルの乗せた際に97.62円へと上値を拡大した以外は、概ね200日移動平均線(昨日は97.30円)を中心にする「極めて狭いレンジ内での動き」に留まりました。
引き続き「200日移動平均線を巡る攻防」がメインシナリオ
 昨日は「中国の金融引き締め観測」が材料視されることはありませんでしたが、それでも払拭されたわけではありません。このため依然として懸念は残っており、これがドル円の上値を押さえている感があります。一方で「QE縮小の後ズレへの思惑」が欧米株式に堅調推移をもたらしており、これがリスク回避の円買いを押し留めています。

 このため本日も、「200日移動平均線(本日は97.34円)を巡る攻防」がメインシナリオになると見られるところです。
ポイントはやはり「中国」
 「米財政協議を巡る混乱」や「弱い米9月雇用統計」を背景にした“QEを巡るマーケットのシナリオ修正(QE縮小の後ズレ)”はドル円を激しく揺れ動かしましたが、こちらは概ね織り込んだ感があります。このためポイントは「中国の金融引き締め観測」と見られ、この動き次第で“上にも下にも動く可能性”はあるということになります。

 中国がこのまま流動性を供給しなければ、「リスク回避の株安・円高」という流れは必然的に強まることになります。当然、ドル円底割れへの大きな圧力となってくることを意味しますが、一方でこの行動には「中国の短期金利急上昇」という大きな副作用が伴います。
“下値は堅い”と考えるが…
 「中国人民銀行はこれに配慮せざるを得なくなる」という見方をしていますので、個人的には「リスク選好の株高・円安」という逆の流れへと一気に変わることまで期待していますが、現時点ではあくまでも願望(期待感)に過ぎません。

 この97円前半は「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)絡みの円売り」への思惑も入って来やすい水準ですので、引き続き“下値は堅い”と考えますが、反発は「もう少し底固めしてから」かもしれませんね。

 もっとも本日は週末です。中国は不思議と“週末”に動いてくることが多いような…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.076(10/17~10/23の50%戻し)
上値4:97.972(10/22~10/23の61.8%戻し、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:97.818(20日移動平均線、10/17~10/23の38.2%戻し、10/22~10/23の50%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:97.658(10/22~10/23の38.2%戻し、10/24安値)
上値1:97.338(200日移動平均線)
前営業日終値:97.294
下値1:97.151(10/23-24安値、10/8~10/17の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値2:97.000(大台)
下値3:96.913(ピボット2ndサポート)
下値4:96.828(10/9安値)
下値5:96.653(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:33 ドル円 抵抗・支持ライン追加