冶金工が商い急増でもみ合い放れ、構造改革背景に大相場形成も

 日本冶金工業<5480.T>が全般波乱相場に抗して仕手系材料株の面目躍如、売買高急増のなかもみ合い上放れに動き出している。8月下旬からの上昇相場では特定資金介入思惑も根強く、日々継続する大商いが人気性の高さを代弁している。信用取組も買い長とはいえ売り残、買い残ともに厚みを加えながら、10月18日時点で信用倍率は2.0倍と需給相場の資質は十分。ニッケル精錬からの一貫体制を敷くステンレス専業メーカーだが、高機能材の需要が好調で今3月期は大幅黒字濃厚。上昇トレンドを加速させたのが9月初旬に発表した事業構造改革で、高機能材厚板の生産工程の一部を新日鉄住金ステンレスに委託生産したことで、生産効率の向上と顧客の大型厚板ニーズへの対応が可能となった。「売買代金がいまの水準をキープできれば9月24日の年初来高値400円払拭も可能」(中堅証券)との見方が出るなか、大相場再現の可能性も出てきた。

冶金工の株価は14時41分現在332円(△17円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)