日経平均、安値引け。けっきょく週末、寄り切られて終わる

特段材料無いなか、値崩れ
後場、週末ということで、売り方のショートカバーが入るか、それともポジション整理の圧力に寄り切られるか、というところでしたが、けっきょく後者になりました。
とくに材料はありません。
例の、11月末に決算を控えたヘッジファンドの動きが出ているのではないか、という説もあります。
もっと目先のイベントリスクとしては、11月5日に空売り規制の緩和が行われるという予定になっていますから、それをめがけて売り仕掛けた入ったのではないか、という説もあります。
日経平均の安値は、13時45分ごろ、14113円です。
その後14200円台まで戻したのですが、それも続かず再び14200円を割り込みました。
相変わらず、ソフトバンク9984が指数の下押しには大きな寄与度です。
このソフトバンクが大引けで安値まで叩かれたのと同じく、日経平均も上記の安値を更新して、14088円と安値引けになりました。
正直、これだけ下がる理由というものは、まず見当たりません。
以前から述べてきたような、秋の需給悪の一連の売り圧力でしょう。
現時点では、NYダウ工業株のグローベックス先物は、18ドル安の気配はそれほど弱いということではありません。
東証一部では、LINE関連で買われたネオス3627のほか、建設の熊谷組1861や大豊建設1822など、また土地の含みをはやした日本冶金工業5480なども、大引けまで前日比プラスを維持しました。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月24日⇒10月25日)は上昇銘柄群が、68.3⇒48.7%。下落銘柄群が31.7⇒51.3%。
6色帯は、「緑(上昇)」から「赤(上昇の崩れ)」に暗転しています。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」ともに一貫して幅の広いブルーで、滑落モード。75日足まで含めて、一気に割り込む想定です。
ドル円は、「先読み」、「未来の窓」は75日足の下方乖離を一段と広げる想定です。

(日経、一時75日移動平均線割り込む)
ドル円安値96.91円まで突っ込みました。
これでドル円の200日線を巡る攻防戦は、週末という重要なタイミングで割り込むという結果に終わりました。
日経平均のほうも、75日移動平均線を割りました。
11月に向けて、おそらくはヘッジファンドのポジション整理が、日経平均売り(つまり、彼らの日経ロングポジションの手仕舞い)という格好で現実に出始めたということなのでしょう。
先述のように、11月5日の空売り規制緩和を当て込んだ仕掛けもあったかもしれません。
日経平均現物は、先般来警戒してきた10-11月の需給悪が出てきた場合に、「大三角」チャートから推定される14000円という最大下落の目処に、本日ほとんど到達したといってもいいでしょう。
あとは、ブレと誤差の問題です。
あくまで需給的な要因です。
ポジション管理
先日来繰り返ししつこく述べてきましたように、キャッシュ比率を2割を目安に(正確でなくとも良い)維持していれば、ここで弱気になる必要はありません。
基本的にセミナーや、このコラムで紹介してきた銘柄を中心にして投資をしていた場合に、含み損銘柄はこまめに処分売りすること。含み益銘柄は徹底的に保持し、買い増しも可であること。
そしてこのキャッシュの目安2割を維持すること。この3点を守っていれば、本日のポジション評価は、少なくとも前日終わり値ベースの評価と変わらないか、ごくごくわずかな目減りで済んでいることでしょう。
強い銘柄への買い増しがきちんとなされていれば、指数の滑落とは逆に、ポジションはむしろ増大しているケースがあってもおかしくないはずです。
もし、そうではなく、指数と同様に滑落してしまっている場合は、上記の要点のなにかが違っているのではないでしょうか。
今後のために、その点をよく吟味しておきましょう。
後講釈こそが、相場で上達をするコツです。
あとは、底入れ待ち
弱気になる必要はないものの、一方、買い急ぐ理由もありません。反転してからでなければただの不用意な買い下がりになってしまいます。
相場反転までは、とりわけ含み損の銘柄が損失拡大するものを中心に、微調整で処分すれば、さらにキャッシュ比率を高めることができます。
強い銘柄、含み益のある銘柄はホールドで、ポジション内部でメリハリをつけましょう。
底入れがどこかの一つの指標として、5日移動平均線が、再び下降していますから、25日移動平均線とのデッドクロス(5日線が、25日線を上から割り込む)が、目先すぐに示現しそうです。デッドクロスが出た場合には、おおむね1-3日の間に価格的には底入れすることが多いようです。
従い、デッドクロスが出たといってそこで弱気になるのではなく、逆に温存したキャッシュで買い始動を本格化させるスタンスへと、気持ちを切り返るタイミングだと思っていましょう。