“窓空け”は先週末の延長戦に過ぎないが、それでも“下値は堅い”…!?

リスク回避再燃も、“株安の連鎖”には至らず…
※ご注意:予想期間は10月29日と表示されていますが、本日(28日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 中国株続落を背景にした400円弱におよぶ日経平均の下落は、再びリスク回避姿勢を台頭させました。為替市場でも東京タイム正午過ぎから急速に円買い圧力が強まり、200日移動平均線(先週末は97.34円)を下放れたドル円は一時97円割れまで売り込まれました。

 もっとも欧・米株式市場は“株安の連鎖”を起こすことはなく、さらに週末ということもあって、その後はポジション調整が優勢となりました。「イエレン新FRB議長の就任に共和党の一部議員が反対を表明」とのヘッドラインで値を下げる場面こそ見られたものの、欧州タイム以降は概ね買い戻し(円売り)が目立ちました。こうしてポイントとなる200日移動平均線付近へと値を戻して先週末の取引を終えています。
週明けは“窓空け(ギャップアップ)”スタート
 そして週明けとなる本日は、オセアニアタイムにおいて97円後半へと切り上げる“窓空け(ギャップアップ)”を演じています。「日経平均反発」を想定し「リスク選好の円売り」が「流動性の乏しい週明けオセアニアタイム」に進行したからですが、もっとも今週は「米国関連のイベント目白押しの週」に当ります。「主だった米経済指標の結果」を睨みながら「次なる方向を探る」という展開が“今週の基本シナリオ”と見られる中では、この窓空けはあくまでも先週末の反発の延長戦と考えるのが自然でしょう。
“過度なリスク回避の円買い”は台頭しづらくなった…?
 ただし200日移動平均線を先週末に回復して引けた動きは、“下方向への明確な売りシグナル点灯”を阻んだ格好になります。もちろん「中国の金融引き締め観測」が払拭されたわけではありませんので、“下値を試す動き”への警戒を解くことは出来ませんが、一方で「中国人民銀行は短期金利の上昇に配慮せざるを得ない」との見方に変化はありません。

 先週央から週末に進行した“過度なリスク回避の円買い”は台頭しづらくなったと考え、「少なくとも下値は堅く」「ちょっとしたプラスα”があれば反発」といった展開を基本路線に据えたいところです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.169(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:97.972(10/17~10/25の50%戻し、大台)
上値3:97.892(10/22~10/25の61.8%戻し)
上値2:97.745(20日移動平均線、10/17~10/25の38.2%戻し、10/22~10/25の50%戻し)
上値1:97.625(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:97.422
下値1:97.379(200日移動平均線)
下値2:97.151(10/23-24安値)
下値3:97.081(ピボット1stサポート)
下値4:96.943(10/25安値、大台
下値5:96.828(10/9安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

13:25 ドル円 抵抗・支持ライン追加