今週のドル円 5月からの三角保ち合いをどちらに抜けるのか?

今週から来週にかけては米FOMCや日銀政策決定会合など主要イベント目白押し
米ドル円相場は5月22日の高値103.74から三角保ち合いを形成して推移しております。

また、今週から来週にかけて米FOMC、日銀政策決定会合、ADP全米雇用報告、ISM、雇用統計など主要なイベントが目白押しとなっており、それらの結果次第では相場は大きく動いてくる可能性があると思われます。

こういった中でテクニカル的には、この三角保ち合いを上側に抜ける(円安)のか、下側に抜ける(円高)のかが1つの焦点になっているかと思いますが、結論としては上へ抜ける蓋然性が高いのではないかと思います。

トライアングルとは「コンティニュエーションフォーメーション」の1つ
テクニカル分析には色々な分析手法があり、その中に「フォーメーション分析」と呼ばれるものがあります。
これは、チャートの形状を元に今後の値動きを予測するもので、有名なものに

1.ヘッドアンドショルダーズフォーメーション
2.ダブルフォーメーション
3.ラウンドフォーメーション
4.ラインフォーメーション
5.スパイクフォーメーション

6.トライアングル(フォーメーション)
7.フラッグ
8.ウェッジ

などがあります。

1から5まではリバーサル(反転)フォーメーションといい相場が反転するときに見られる事が多いチャート形状です。
また、6から8まではコンティニュエーション(継続)フォーメーションと言いこの相場形状を形成する直前のトレンドを継続する事が多いとチャート形状だと言われています。

そうすると、現在の三角保ち合い(トライアングルフォーメーション)相場はこれを形成する前のトレンド(昨年9月からの)が上昇トレンドとなるため上側を抜ける蓋然性が高いと思われます。

※しかしながら、基本的に三角保ち合いは反転パターンとなる可能性もあるため、セオリーとしては三角形の上辺と下辺のどちらを抜けるかを待ち売買を仕掛けた方がいいと言われています。

エリオット波動という観点
米国の会計士で投資家だったラルフ・ネルソン・エリオットは「ダウ理論」の発展系として「エリオット波動論」を考案しました。

「エリオット波動論」とは、相場のサイクル(上昇サイクル)は上昇5波動、下降3波動で構成されているというもので、「エリオット波動」を利用する事で、今、相場がどういった状況にあり今後どのような動き方をするのかをイメージするためのツールとなります。

また、波動を見つけていく上ではいくつかのルールがあり、更に各波動にはそれぞれに特徴があると言われています。
ここではいくつかのルールを簡単に記載します。

ルール
(1) 2波は1波の始点を越えてはいけない。
(2) 4波は1波の終点を越えてはいけない。(ノー・オーバーラップ)
(3) 1波、3波、5波の推進波の中で3波が最短となることはない。

(4)2波と4波には「交代の法則」があると言われます。
これは2波がジグザグという相場形状であれば、4波はフラットかトライアングルという相場形状、2波がフラットやトライアングルであれば、4波はジグザグになるというものです。

ドル円チャートと波動のカウント
さて、エリオット波動を現在のドル円相場に当てはめてみると、

1波:2011年9月31日のドル円史上最高値75.55を始点に2012年3月15日まで
2波:9月13日の77.12まで
3波:今年5月22日の103.74まで
4波:10月8日96.585で4波が終了 したか継続中

と読み取ることができ、且つ、交代の法則の通り4波目は「トライアングル」になっていると考えられます。
そうすると、次に来る波動は5波で上昇とは考えられませんでしょうか?

サポート 先週の安値96.93、その下が10月8日の安値96.58。
レジスタンス 99.02、その上が99.67。