後場、買い気増大。ほぼ高値引け

材料無し。米国先物グローベックス続伸の気配背景に、買戻し急
本日も、上海では銀行間短期金利が上昇していますが、まったく東京市場はこれを無視して反発したままでした。
中国問題が、実は問題ではなかったということはこれで明らかでしょう。
後場は、一段高となり、相場が引き締まりました。
特別なにがあったということはなさそうです。
大引け直前には14400円の高値をヒット。大引けでは14396円でした。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月25日⇒10月28日)は上昇銘柄群が、47.3⇒45.5%。下落銘柄群が52.7⇒54.5%。
6色帯は、2日連続で「赤(上昇の崩れ)」。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」は、先読みこそコマ足のブルーながら、幅を持ったピンクが出現。25日足を徐々に上回る方向性を模索しているようです。
ドル円は、「先読み」、「未来の窓」はとりあえず連続のピンクとなりました。75日足を上回るにはまだ力不足のようです。
不気味な環境
あまりにも、日米の相場の乖離が大きい点は、不気味です。
つとに、頭から離れないのは、米国主要指数のRSIがダイバージェンス(逆行現象)であり、早晩調整があってもおかしくない、という状況にあることです。
今のところ、それは発生していませんが、どうしてもこの懸念が頭を去りません。
需給の秋です。あまりなめてかからず、用心し続けていましょう。
前場強勢を張った銘柄が、後場軒並み値崩れしているというケースが多発しています。
たんなる循環物色なら良いですが、どうも強い銘柄が続々と勢いを失っている現象があるのは、やや心配です。
日本株の失望
先週からやや東京市場においては、失望感が出始めているような気がします。
なんといっても、連銀の政策変更が先送りになったということで、ドル円上昇の芽が、当面無くなったということは、かなりの失望を誘ったのではないでしょうか。
これは、表向きはそれほどではなくとも、心理的にはじわじわと先高感を手放しで期待していた向きには、ショックでしょう。

もう一つは、10月に入ってから、業績の上方修正が思ったほど頻発してきていないということです。
これは最近、よく専門家が指摘することですが、日経平均構成銘柄のEPS(1株当たり利益)が、月初の段階では916円くらいであったのが、先週末の集計では908円です。
ということは、全体としてみると、上方修正になっていないということになります。
むしろ下方修正です。
もちろんこれは、為替の取り方も大きく影響していますから、純粋に利益成長率だけで説明できる話ではありません。
ただ、ドル円がよほど滑落しているのであればともかく、そうでもないわけですから、上方修正の勢いが思ったほど強くないのではないか、という思いは、市場関係者の間にインフルエンザのように伝播している可能性はあるでしょう。
そこに、悪材料や突発事項などがあると、先週末のような急落が発生しやすいということではないでしょうか。

今週前半はともかくとして、中盤以降、もしも指数が値を飛ばすというときには、むしろキャッシュポジションを広げたほうが良いかもしれません。
少なくとも、その時点で含み損の銘柄は、軒並み切って、異変に余裕で対応できるようなポジションにしたほうが良いでしょう。
目安は、75日移動平均線(14176円あたり)割れ、でしょうか。米国人がつねに注視しているのは、50日移動平均線ですが、これは現在14150円あたりに位置しています。
50日と75日が密集しているといっていいでしょう。
少なくとも、11月末のヘッジファンドの決算までには、一回は突っ込みがあると思っていたほうが無難だと考えています。