レンジ突破の“ちょっとしたプラスα”にならないか…?

ドル買い戻し優勢からスタート
※ご注意:予想期間は10月30日と表示されていますが、本日(29日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 FOMC(米連邦公開市場委員会)を週央に控えていることもあり、先週末に続いてポジション調整のドル買い戻しが優勢となりました。この影響で97.78円まで一時続伸するなど、200日移動平均線(昨日は97.38円)を底辺とした動きは継続しています。
しかし上値を押さえられて、伸び切れず…
 もっとも97.80円から上に展開する分厚いドル売りオーダーを突破するほどの勢いはなく、その後は上げ渋りに転じました。昨日発表された鉱工業生産(+0.6%)・設備稼働率(78.3%)が強めとなったものの、住宅販売保留指数(-5.6%)がかなり弱めとなったことも、上値を押さえる形で機能したと見られるところです。こうして“下値は堅い”ものの、上値を押さえられて“伸び切れない”といった様相を見せ、そのまま昨日の取引を終えています。
目先は再び下方向優勢…?
 このため「200日移動平均線(本日は97.42円) VS 97.80円超のドル売りオーダー」の構図に現在は陥っており、“この両端突破”を巡りながらもまずは“同レンジ内での揉み合い”を続けそうな気配を醸し出しています。そして昨日は「上攻めしたものの、押さえられた」という経緯があるだけに、下方向に向けた動きがまずは優勢か…?
ただし“下値は堅い”
 もっともFOMCを控えたスケジュール感の中で「新たなポジション形成が手控えられる」可能性は高く、“下値は堅い”と考えるのが自然となります。もちろん上方向に行った時にも同様のことがいえますので基本は“同レンジ内での揉み合い”ということになりますが、先週末にかけて下落した際に積み上がったドル売りオーダーは、まだ完全に解消されていないともいわれています。
“ちょっとしたプラスα”に期待!?
 このため「少なくとも下値は堅く」「“ちょっとしたプラスα”が加われば大きく反発(上値突破)」との見方を、引き続き、基本路線に据えたいところです。本日は小売売上高・卸売物価指数、ケースシラー住宅価格指数に、10月の消費者信頼感指数に至るまで、主だった米経済指標が目白押しとなっています。米経済指標はネガティブな思惑が強い状況ですが、これが“ちょっとしたプラスα”にならないか…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:98.214(10/17~10/25の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:97.972(10/17~10/25の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値3:97.892(10/22~10/25の61.8%戻し、日足・一目均衡表基準線)
上値2:97.783(10/28高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.727(20日移動平均線、10/17~10/25の38.2%戻し、10/22~10/25の50%戻し)
前営業日終値:97.650
下値1:97.423(200日移動平均線、10/28安値、10/25~10/28の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値2:97.363(10/25~10/28の50%押し)
下値3:97.264(10/25~10/28の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:97.151(10/23-24安値、10/8~10/17の76.4%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:96.943(10/25安値、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

11:23 ドル円 抵抗・支持ライン追加