<私の相場観>=インベストラスト・代表取締役 福永 博之氏

 ここにきて薄商いのなか、株価指数先物主導で日経平均株価の振れ幅が大きくなる地合いとなっている。決算発表が佳境を迎えているが、キヤノン<7751.T>、コマツ<6301.T>など、事前予想を下回るケースが目立つことから、日経平均株価の一株利益の上昇が期待値を下回る懸念が出始めている。

 今週のポイントはFOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀金融政策決定会合だ。直近で、円相場が1ドル=97円台と上昇してきたことで、多くの企業が想定為替レートとしている1ドル=95円水準に接近し、下期に期待していた円安進行による為替メリットが減少する懸念が出てきた。

 今回の日銀金融政策決定については“現状維持”との見方が多いが、もしETF(上場投資信託)をはじめとしたリスク資産の買い入れ額積み増しなどが打ち出されれば、ポジティブサプライズとなり、株価上昇へのインパクトとなる。

 今後の物色対象としては、業績改善が顕著で、東京五輪開催をはじめ、今後の受注環境の好転が見込める建設株や、個人投資家に人気の高いIPO関連にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)