冶金工が続急伸、全員参加型材料株の様相に

 日本冶金工業<5480.T>への投機筋攻勢が続いている。大口の買いが観測された8月下旬以降の相場では特定資金介入思惑が取り沙汰され、売り買いともに厚みを増す信用残の動向が全員参加型材料株としての素地を映し出している。ニッケル精錬からの一貫体制を敷くステンレス専業メーカーだが、高機能材厚板の生産工程の一部を新日鉄住金ステンレスに委託生産するという事業構造改革を手掛かり材料に買いが加速した。9月24日の年初来高値400円をつけてからは買いが細くなり売りに押される展開が続いていたが、ここにきて下落・もみ合い過程の出来高をはるかに上回る売買高で370円台まで切り返している。「大口資金復活で提灯筋の買いも再燃、高値払拭からの仕手化も視界に入ってきた」(中堅証券)という見方。

冶金工の株価は13時20分現在372円(△25円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)