東京株式(大引け)=70円安、先物に振り回される展開

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 29日の東京株式市場は売り先行で始まり、日経平均株価は一時170円を超える下げをみせたが、その後先物主導で買い戻され下げ渋る展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比70円安の1万4325円と反落。東証1部の売買高概算は29億316万株、売買代金は1兆8741億円。値上がり銘柄数は566、値下がり銘柄数は1071、変わらず115銘柄だった。企業の中間決算佳境入りも売買代金は2兆円に届かない日が続いている。
 きょうの東京市場は前日の米国株市場が上昇一服となったことや、前日の株価急伸の反動で利益確定の売りが先行した。コマツが今期営業利益見通しを一転減益へと引き下げたことが投資家心理を悪化させ、工作機械株など中国関連株に売りが波及した。日経平均株価も裁定解消売りが下げを助長する形で一時170円超の下げをみせたが、その後は中国人民銀行の資金供給実施が伝わり、金融引き締め観測の後退から今度は先物に買い戻しが入って下げ渋る展開に。ただ、終始上値は重かった。材料株への物色意欲は旺盛だが、日替わりで明暗を分けている状況。
 個別では、コマツが急落、ソフトバンクも軟調。大豊建、熊谷組なども大幅に利食われた。川崎重、MRO、東ソー、日精工なども値を下げている。半面、KDDIがしっかり、三菱自も買われている。矢作建がストップ高に買われたほか、フジクラ、東光高岳なども値を飛ばしている。宮地エンジ、キーエンス、ワイエイシイなども大きく買われた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)