高値を更新し続けるS&P500指数に支えられ、小幅ながら反発を想定

29日のNY株式市場は、ハイテク株への懸念はあるものの底堅く推移すると見ている
時間外取引のCME米国株式指数先物は、Appleの決算結果が重しとなり、時間外ナスダック指数の下落が目立っている。
しかしながら、S&P500指数が連日の年初来高値を更新しているように、リスクマネーは米国株式市場に流入しており、長期にわたる緩和策を先取りしている。
したがって、序盤は下落スタートになるかもしれないが、引けにかけては買い戻し優勢、明日のFOMCを想定した買い需要に支えられると見ている。
住宅指標の結果次第では、下落幅の大きい展開も考えられるが、これまでの流れを考えれば売り込み辛い地合いを念頭に入れておくことが大切だ。
今晩予定の米国経済指標は、ケース・シラー住宅価格指数と小売売上高が発表予定
今晩の経済データについては、小売売上高、生産者物価指数、消費者信頼感指数が発表される。
いずれも株価指数に反応しやすい指標ではあるが、今月の動向見る限りでは反応は限定的で、住宅価格指数の結果だけがインパクト与えると言って良いだろう。
今の米国市場はデフォルトを想定していた展開からの巻き戻し、想定を超える金融緩和策の継続が今のマーケットの大きな支えだ。
昨晩の住宅保留指数の結果が与えた影響を考えれば、ボラティリティが出てくるなら住宅指数の結果だけとなるだろうが、大引けに影響はないと考えている。
今晩はファイザーが決算を発表予定、アップルの株価推移はもちろん、日本株のADRに最も警戒か?
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で上昇している。指数先物については、22時のケースシラーの結果が序盤のヤマ場になる。
寄り付き前にダウ採用銘柄のファイザーが決算を発表、仮に市場予想に届かなければダウの上値が重くなるかもしれないが、S&P500への影響は限定的だろう。
むしろ昨晩決算を発表したAppleやシーゲートの投資判断引き下げリスクが懸念されるところ、HDD市場に対する不透明な見解が出てくるとナスダックは続落のリスクもある。

しかしながら、FOMCの結果を控えている状況でもあり、売り圧力が大きく掛かるとも思えず、NY株価指数は過剰流動性相場継続を前提とした底堅い展開が続くだろう。
したがって、NYダウについては小幅ながら反発を想定、ナスダックの下落は織り込み済みとなるだろう。
ただし、それ以上に警戒すべきは日本株ADRの動向で、ファナックや東京エレク、アドバンテストなどの動向次第ではダウンサイドリスクに注意したい状況にある。