<株式トピックス>=電線株に中長期視点でも注目

 29日の東京株式市場で、フジクラ<5803.T>の株価が急騰を演じた。一時、前日比69円高の456円まで買い進まれ、終値は同51円高の438円となった。28日引け後に発表した、14年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績が、従来予想の売上高2700億円から2825億3800万円(前年同期比17.9%増)へ、経常利益30億円を72億100万円(同2.6倍)へとそれぞれ上方修正した。
 円安の進行で輸出採算が改善したことに加え、FPC(フレキシブルプリント配線板)を中心としたエレクトロニクス事業の採算改善が、主力顧客のスマートフォンメーカー向けが当初の見込み二比べ向上したことなどが寄与している。
 なお、14年3月期通期業績予想も従来予想の売上高5700億円を5800億円(前期比18.1%増)に引き上げたものの、経常利益は120億円(同9.4倍)の従来予想を据え置いている。しかし、経常利益の通期予想に対する4~9月期の進捗率は60%と高水準に達しており、再上方修正の可能性が高い。
 電線各社ともそれぞれ得意な事業分野は異なるものの、今後の東京五輪開催やリニア中央新幹線の整備などのインフラ整備に関連して中長期の視点で注目してみたい業界だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)