60日移動平均線に絡む攻防=外為どっとコム総研 ジェルベズ久美子

60日移動平均線に絡む攻防
ドル/円相場は昨日上昇したが、60日移動平均線前後では上値の重さが見られる。ここを超えて上昇を継続できるかどうかが目先の焦点となる。

本日の米国では米10月ADP全国雇用者数や米連邦公開市場委員会(FOMC)などの大型のイベントが予定されている。
特にFOMC声明の内容は重要と言えるだろう。今回のFOMCでは金融政策は据え置かれる予定となっている。しかし、現在の市場で「量的緩和(QE)の縮小スタートは来年3月以降だろう」との見方が固まっている中で、米連邦準備制度理事会(FRB)がより早い段階での縮小を可能とする見方を示すようなことがあれば、ドル/円は60日線(執筆時点:98.249円)の頭の重さを払拭し、99円を試す可能性も見えてくる。

しかし、市場の「QE縮小開始は来年3月以降」との見方を補強するような慎重姿勢をFRBが示せば、ドル/円が反落する可能性も同時に視野に入れておくべきだろう。その場合、200日移動平均線(執筆時点:97.478円)辺りまで下げ余地があると見る。