日銀展望レポート

追加緩和の思惑を遠ざける内容
今日の日銀金融政策決定会合では、予想通り金融政策が据え置かれました。

その後発表された「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)では2015年度までの見通しが据え置かれました。日銀の成長率、物価上昇率の見通しは民間エコノミストの予想よりもかなり高く、これまでも実現に疑問符が付けられていましたが、日銀はその見通しを変えませんでした。

レポートの中で日銀は「日本銀行が「量的・質的金融緩和」を着実に推進していく中で、金融環境の緩和度合いは一段と強まっていく」「消費者物価の前年比の先行きを展望すると上昇傾向をたどり、見通し期間の後半にかけて、「物価安定の目標」である2%程度に達する可能性が高い」としており、現在の政策に自信を示している一方、一部のマーケット参加者(特に海外勢)が期待している追加緩和の可能性を否定しています。

米金利の上昇、株価の上昇、日銀の金融緩和、といったこれまでの円安の要因のうち、米金利の上昇がしばらくお預けになっている中、日銀の追加緩和の期待が薄れれば、今後の円相場はますます株価の影響を強く受ける、と予想できます。