大引けにかけて、一気に下落。14500円台守れず

大引け前、利食い先行か、つるべ落としの下落
後場、急速に買い気が増大し、日経平均は12時40分ごろには、14516円の本日高値をヒットし、14500円台を再び奪回。
ドル円が98.50円台につっかかるという状況で、こうした指数上昇があったわけですが、13時15分には押しが入ってきました。
この午後の上昇は、日銀会合の結果発表が遅れたため、ひょっとするとなんらかの金融緩和措置が出てくるのではないか、という期待感が台頭したためのようです。
その後、それは無いということが判明して、押しが入ったようです。

要は市場の独り芝居ということでした。
14時半以降は、とくになにがあったというわけではありませんが、おそらくは利益確定を急ぐ動き、あるいは後述するように、追証発生に伴う換金売りが出た可能性が高そうです。
昨日176円高、本日は174円安で、昨日の上昇分をそっくり吐き出したということになります。日々の上昇・下落の繰り返しは、これで8日連続ということになります。方向感はけっきょくのところ、無い状況ということでしょう。
増田足
増田足では、日経平均現物の6色分布(10月30日⇒10月31日)は上昇銘柄群が、61.6⇒56.3 %。下落銘柄群が38.4⇒43.8%。
6色帯は、「緑(上昇)」。
日経平均現物・先物は、「先読み」「未来の窓」は、ブルー続きに暗転しましたが、トレンド的には25日足に沿った横這いに近いものです。

ドル円は、「先読み」、「未来の窓」ともピンクを維持しており、75日足まではなんとか戻すトレンドは維持しているようです。
ドル円がけっこうしっかりしているのは、昨日のFOMCの声明文を見る限り、住宅市況や金融市場の逼迫ということはずっと改善された、という内容から、連銀は市場が考えているよりは、タカ派的であるというそのていどの認識の変化で、支えられているようなものですから、土台はけして磐石なものではありません。
ポジション管理
キャッシュはきちんと確保した上で、決算済みのものから、その株価の安定を見て初めて買いで対応するのが良いかと思います。
期待だけがあった段階では、良いものには過剰に期待し、悪いものでもあるていど目を伏せる傾向がありますが、実際に決算が出た段階では、良いものでもよほど良くなければ、一段高にはなりにくく、悪いものは少し悪いだけでも滑落。
ほんとうに悪いものは、暴落商状になるというのが決算期の特徴です。

目下、全体に個別銘柄の決算発表で、個々に良い決算銘柄からひたすら食い散らかされる状態が続いています。
この食い散らかしの後に、落ち着きがでてくるでしょうから、そこで決算をベースに銘柄を絞り込んで買いに入ればよいでしょう。
まだまだ決算発表は続きます。
11月前半かけて、じっくり銘柄や仮想ポートフォリオのアイデアを煮詰めるようにしたらよいでしょう。
それまでは、ポジションのうち含み損のものを優先的に切ることで、キャッシュ比率を再び上げていくような措置でしのぎましょう。
2割キャッシュ、焦らずじっくり銘柄研究を、という方針は続いています。

なお、銘柄選別のポイントは、通期予想の上方修正銘柄です。
中間期の上方修正については、単発的には株価上昇のインパクトにはなりますが、通期のほうが重要です。
その先の相場でパフォーマンスを出そうとするわけですから、この通期予想の上方修正銘柄が優先度の高いものだ、と考えましょう。
日本株上昇のピッチがなぜ遅い
足元では、あたかも欧米先進国株式市場に先を越されて、日本株がやけに動きが鈍いというイメージが強いです。
が、実際、年間でパフォーマンスを競うファンドマネージャーたちの目から見れば、東京市場は出来すぎなのでしょう。
NYダウやドイツDAXは、年初から16-17%ていどの上昇です。史上高値更新とはいえ、このていどの上昇率です。
ナスダックのようにベータ値(変動率)の大きい指数でさえ30%に満たない上昇率です。
これに比べて、日経平均は35%、年初来上昇。TOPIXでさえ驚くべきことに、現時点で27%上昇。ナスダックと変りません。日経平均などは、最大で50%上昇まであったくらいです。
こうした日本の株式相場は、今年あまりにも突出した上昇率を見せたため、調整をしているというのがおそらく正しい認識でしょう。

ファンドマネージャーたちにしてみれば、今年はもういい、というのが本音ではないでしょうか。
むしろ、日本株に対する期待は来年でしょう。
アベノミクスに熱狂した買いから、現実をしっかり織り込んでいく、いわゆる「現実買い」へと移行するはずです。
そのためには、ミューチュアルファンドは損益通算を終えて11月に、次第に手当て買いをしてくるのではないかと推測されます。
あまり苛苛する必要はないでしょう。