【売り】ソニー (6758) 業績下方修正によって、売り優勢の展開へ = フェアトレード 田村 祐一

業績下方修正によって、売り優勢の展開へ
■注目銘柄
ソニー (6758)

■注目理由
同社は、言わずと知れた電機メーカー大手。金融や音楽、映画等の事業も手掛けています。

同社は10月31日に発表した中間決算で、下方修正を行いました。従来予想では、売上高7兆9000億円、営業利益2300億円、当期純利益500億円と予想していました。しかし、31日の発表で、売上高7兆7000億円、営業利益1700億円、当期純利益300億円と大きく下方修正しています。下方修正を行ったことで、同社の業績に対する不透明感は強まり、売りが出やすい地合いになることが想定されるでしょう。今期は、為替が円安に進行したことや、コストカット等によって、収益力が高まっていると期待されていただけに、今回の下方修正は、目先、大きな売り要因となるでしょう。

液晶テレビ、ビデオカメラやデジカメの販売台数が大幅に減少したほか、前年度まで黒字を計上していた映画分野が営業損失を出しています。特に、液晶テレビやビデオカメラ、デジカメの販売台数は前年割れをしており、仮に為替が円安に転じていない場合には、大きな赤字を計上していたことになります。為替が円安に振れたことで、同社業績は回復傾向にありますが、事業環境は依然厳しいと言えるでしょう。

直近の株価推移を見ると、5日移動平均線が、25日移動平均を下回り、株価は下落トレンドに転換した可能性があります。今回の下方修正の発表を契機に短期的に売り優勢の展開なる可能性があるでしょう。そのため、11月の同社株価は、軟調に推移する可能性があると言えるでしょう。

なお、同社は、11月から新型家庭用ゲーム機「PS4」を投入しており、先行販売している欧米での売れ行きが良好なことを確認できれば、良い株価材料として、株価上昇する要因となる可能性もあります。今後の同社の株価動向には特に注目したいと考えます。