<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 10月中旬以降、膠着状態が強まっている。外部環境の安定化が下値をサポートする一方、需給悪化の懸念が上値を重くしている。ただ、中長期の上昇トレンドは継続しており、もち合いを放れる時期が近いと見る。

 日経平均は9月末に高値をつけてから典型的な三角もち合いを形成中だ。上値のフシが1万4800円、下値のメドが1万3800円水準で、現在の1万4300円近辺はほぼ中間に位置する。また、5日移動平均が1万4328円(10月31日)、25日移動平均が1万4370円(同)にあり、日々線に収斂(れん)しつつある。中期線である13週と26週移動平均も1万4100円水準で収斂しており、テクニカル的には短期・中期ともにもち合い放れに向けて相当な注意が必要だろう。

 企業業績は、為替が円安気味に安定し、アベノミクス効果が下支えになり上振れも期待できる。基本観に変化はなく、11月に到来する信用期日やヘッジファンドの換金売りに対する需給悪化懸念は、むしろアク抜け期待から押し目買いの好機になると見ている。不動産・建設のセクターと自動車関連に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)