ユーロドル下落の目安

上昇チャネルは維持されるか?
日発表されたユーロ圏・10月消費者物価指数が予想の+1.1%を大きく下回る+0.7%と急激にデフレに向かっていることがわかりました。また同じく昨日発表されたユーロ圏・9月失業率は過去最高水準に達したこともあって、急激にECBによる追加緩和観測が強まりました。

一方で米・10月シカゴ購買部協会景気指数が強い結果となって米長期金利が上昇したことから、ユーロドルは昨日の1.37台から1.35台までユーロ安ドル高が進んでいます。

非常に急激な動きではありましたが、チャートを見ると7月から続いている上昇トレンド・チャネルの中で非常にリーズナブルな動きになっていることがわかります。

7月9日の1.27台の安値と9月6日の1.31付近の安値を結んだ上昇トレンド・ラインに対し、7月11日、31日、8月8日、20日などそれぞれ高値を通る平行線が、非常に狭い間隔で何本か引けます。今回10月26日の高値は、一番外側の7月31日を通るラインには届いていませんが、そのわずかに内側の8月20日の高値を通る平行線でほぼ止まった形になっています。

引き続き7月からの上昇トレンド・チャネルの中の推移が続く、という見方をすれば、今回の下げの目標は、10月16日の安値1.3470付近もしくはチャネル下限(トレンドライン)の1.34台前半から半ば(日にちが経てば上昇する)、と予想できます。

一目均衡表の雲上限と上昇トレンドラインがほぼ一致するのが11月5日の1.3440付近から11月11日の1.3470付近ですので、ちょうどどの間7日のECBで追加利下げの期待が高まって最後一押しがあって、実際には何も決定がなく買い戻される、ということなのかもしれません。

もっとも、なんらかの緩和策が決定されれば、上昇トレンドラインを割り込んで、雲の下限(11月7日で1.3370付近)、も割り込んで急落、という可能性もあります。