<私の相場観>=松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田 朋一郎氏

 日本株の見通しについて基本的には強気で、来年にかけて上昇トレンドは継続するとみているが、11月から12月にかけていったん下押す場面も想定される。来年1月以降はキャピタルゲイン優遇税制が終了し、税率が10%から20%に引き上げられることから、これを前に個人投資家の手仕舞い売り圧力が想定されるためだ。

 また、期待された企業の中間決算は、上方修正が相次いではいるが、総じてみるとアナリスト・コンセンサスを若干下回っている感触で、これも足もとの上値の重さに反映されている。

 年末にかけての日経平均のレンジは上値が1万5000円ライン、一方、下値については1万3500円程度までの下振れ余地があろう。ただ、前述した需給要因に引きずられる部分が大きく、好業績銘柄を中心に押し目は拾い場との認識を持ちたい。

 セクターとしては市場期待に対し下振れ余地の少ない自動車株が注目される。ただ、個人投資家の立場でみれば、大きく下値を出したネット・ゲーム関連株のリバウンド狙いのほうが妙味は大きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)