<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西 廣市氏

 東京株式市場は好調な企業業績を背景に、もみ合いながらも当面底堅い展開が続きそうである。日米景気の回復傾向に加え、欧州委員会が14年のGDP見通しを下方修正してはいるものの欧州経済に薄日が差していること、中国経済も改善の方向にあり風向きは順風。11月の日経平均株価は1万3800円から1万4800円のレンジを想定している。

 企業の中間決算は11月1日までの途中経過で増収増益企業の割合が6割にのぼり、3年ぶりの水準にあるとメディアで報じられたが、この実態面の強さが改めて評価される場面が訪れそうだ。

 また、アベノミクスについては12月中に成長戦略第2弾の中間とりまとめが行われるほか、TPP参加による成果も徐々に顕在化してこよう。

 一方、株式需給面では買い主体の外国人投資家に注目。10月第4週は小幅売り越しに転じてはいるが、9月以降は積極的な買い姿勢をみせており、引き続き日本株上値追いの原動力となりそうだ。11月は空売り規制緩和に伴い個別株も揺さぶられる局面がありそうだが、相場全般の先高期待が勝る展開となろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)