リスク選好姿勢、ショートカバーを背景とした上昇を想定

6日のNY株式市場は、良好な需給を背景とした上昇を想定、S&P500の最高値更新が視野に入りやすい
時間外取引のCME米国株式指数先物はダウが大幅反発、このところ日柄調整下にあった株価も内外の好材料を背景に押し目形成から上昇に転じる期待が高まっている。
ECB理事会の結果や、週末の米国雇用統計の結果待ちという警戒すべき材料はあるかもしれないが、トヨタ決算も絡んだ好材料が後押しとなれば、もみ合いから上抜けするとみている。
需給環境は良好な状況にあり、想定ほど下げないと言う苛立ちがショートカバーを強めることも考えられ、個別で難しい局面を物ともせず強含みの推移を想定。
経済指標の結果の好悪入り混じる中、値が保っている環境を考慮すれば、ここは3市場ともに強含み、S&P500の過去最高値接近に期待の舵を切りたい局面だ。
今晩予定の米国経済指標は、原油在庫統計や景気先行指数の結果が発表予定
今晩の経済データについては、チャレンジャーレイオフ調査はじめ景気先行指数や原油在庫統計の結果が発表予定となっている。
正常な金融政策下であれば、景気先行指数の結果が材料視されそうだが、ここは原油在庫統計の結果が手掛かり材料になるのではと見ている。
ここ数週間の結果は市場予想以上に在庫が大幅に増加しており、原油価格下落の一因として指摘されている。
特に現物の受け渡し場所として知られるクッシング地区の在庫がポイント、減少していればタイトな需要が意識され、株高につながりやすい。
しかしながら、同地区の在庫状況に懸念する声が大きくなっているので、結果次第でWTIが93ドルを割り込むとファンド絡みのロスに絡んでくるので、24時半はヤマ場として注目している。
今晩はクアルコムが決算を発表予定、ドイツ製造業受注はもちろん、日本株のADRでは決算発表したトヨタ自に注目
16時半にスタートした日経平均先物は日中比で小幅に反落も、懸念よりも下を叩き辛い値動きが顕著に表れており、米国時間以降での14400円回復に期待。
米企業決算イベントからはクアルコムが発表予定だが、マーケット全体に与えるインパクトはほとんどないと言ってもよく、ベースはあくまでQE3の動向だ。
しかしながら、リスク回避は買戻しにつながっていて、そう簡単に値崩れすることはないと考えている。
ただし、昨晩は欧州圏秋季経済予測の結果がマーケットにネガティブなインパクトを与えており、19時と20時に発表予定のユーロ圏小売売上高とドイツ製造業受注がポイントになるだろう。
ECBの追加緩和見送りはすでに昨晩の欧米マーケットで伝わっており、悪いインパクトとは程遠いとみている。
したがって、今晩のNY株式市場は3市場ともに上昇、S&P500の最高値更新意識とポジティブに考えておきたい。
日本株については、15時に発表したトヨタ決算の内容を受けて、ADRがどう反応するのかに焦点を置くことで、ポジティブに推移すれば、ここは上昇する向きにリスクを取るタイミングではないかと考えている。