本日はその“プラスα”に期待…!?

「リスク選好=円売り」の構図は健在
※ご注意:予想期間は11月8日と表示されていますが、本日(7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

 昨日はリスク選好志向が強まり、円売りが顕著となりました。

 「トヨタが業績を上方修正」との報道が流れた東京タイム中盤には、98.75円付近まで一気に上伸しました。その後は欧州タイム序盤にかけてジリジリと98.40円まで値を落とす“往って来い”を一度は演じましたが、ECB(欧州中央銀行)政策金利を翌日に控える中、「追加緩和への期待感」が独DAXを史上最高値更新へと押し上げました。これが欧株式さらにはNYダウの堅調推移へとつながり、リスク選好の台頭と共に次第に円売りも強まっていきました。
しかしレンジも堅牢…
 こうして再び98.70円台へと押し上げられたドル円でしたが、98.80円付近からの分厚いドル売りオーダーに遮られ、どうしても11/1-11/4高値(98.841円)を越えることが出来ませんでした。このため“円売りが顕著”とは言いつつも“98円半ば~後半の揺れ動き”に留まり、結果的に“レンジ脱却はお預け”のままで昨日の取引を終えています。
“レンジ脱却の可/否”および“プラスα”が本日もテーマ
 このため本日も“レンジ内での揺れ動き”を中心としつつ、“レンジからの脱却”を探る展開がポイントとなります。そして本日は今週のビッグイベントの一つである「ECB政策金利」が予定されています。

 昨日も記したように、「10月インフレ率:+0.7%」「9月失業率:12.2%」は“かなりショッキングな数値”ですので、“利下げ(もしくは追加緩和)”への思惑がにわかに高まりました。これが一昨日までのユーロ売り、昨日は独DAXの上昇を背景にしたリスク選好の円売りによるユーロ買いへとつながりました。(イベント前のポジション調整に過ぎないとの声もありますが…?)
本日はその“プラスα”に期待…!?
 もっともこちらも昨日記したように、「利下げに関する情報発信」がマーケットに向けて十分になされていない中で、“単月の数値を拠りどころにした緊急的な利下げ”は“ECBの政策運営姿勢”の評価下落につながりかねません。このため個人的には「利下げはない(据え置き)」との見方をしており、レンジ脱却のカギとなる“プラスα”となることを期待しています。

 発表まで「積極的なポジション形成が手控えられる」と見られ、東京~欧州タイムは“98円半ば~後半における揺れ動き”が想定されるところですが、本日のNYタイムは“プラスα”によるレンジ脱却を期待したいところです。

 ただしLTRO第3弾の早期実施等への思惑も根強く、マーケットをさらに揺れ動かされる可能性が否定できません。ドラギ総裁の記者会見の内容次第では、「12月の利下げ(もしくは追加緩和)に関する情報発信」を織り込みにかかる可能性も残っていますので、決め打ちすることは出来ませんが…。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:99.357(9/23高値)
上値4:99.146(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:99.000(10/17高値、9/11~10/8の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値2:98.841(11/1-4高値)
上値1:98.750(11/6高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.660
下値1:98.571(100日移動平均線)
下値2:98.455(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:98.205(日足・一目均衡表先行スパン下限、11/5安値、20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:98.116(10/25~11/4の38.2%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:98.037(10/30安値、大台)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:36 ドル円 抵抗・支持ライン追加